対談した人
代表 齋喜 祥吾 さん 山形大学工学部3年生。山梨県出身。
メンバー 福田 彩美 さん 東北芸術工科大学2年生。福島県出身。
やまがた学生情報局とは?
やまがた学生情報局は、さまざまな高校・大学の学生が集まり、学生視点で山形を楽しむための情報や、コラム記事を発信しているグループです。今回は、やまがた学生情報局の活動と想いを、代表の齋喜祥吾さんとメンバーの福田彩美さんに伺いました。

メインの活動は記事の執筆です。スローガンは、「山形の学生生活をちょっと面白くする」。記事以外にもSNSの運用をしています。インスタグラムの「やまじょー」(やまがた学生情報局の略)の公式アカウントと、グルメアカウント「山形学生グルメ」、それからやまじょーⅩの3つです。

SNSでは投票などを活用して、読みたい記事、困っている事、おすすめのカフェなどをフォロワーに問いかけて、情報を集めることもあります。

現在は高校生から大学生までの7名で活動しています。それからたまにOBの方が記事を書いてくれることもあります。
団体のコンセプトは「WHY・WHAT・HOW」。WHY(なぜ)=学生たちに山形での暮らしを楽しくしてもらいたい。WHAT(なにを)=役立つ情報を提供すること。HOW(どのように)=正直に、友達感覚でタイムリーに。これを軸に記事やSNSを作っていくように徹底しています。特にHOWの「どのように情報を提供するか」に気を付けていて、ほかのメディアとの差別化も意識しています。友達と話しているような感覚の記事でありたいです。
活動を始めたきっかけ

私は2024年の夏に入りました。きっかけはすでにメンバーだった同級生の影響です。私自身、地域系の学科を専攻しているので、地域にかかわりたいという想いはあったのですが、ハードルが高いなと思っていました。でもやまじょーなら仲間がいてすごく入りやすかったです。また、SNS運用に興味があり、インスタグラムやⅩでの発信や企画を高校生の頃からしていて、続けていきたいという想いもありました。

私は一年生の時です。きっかけは2つあります。ひとつは、大学入学を機に個人での情報発信をしてみたいと思っていたこと。もうひとつは、出身地である山梨県から、せっかく山形県まで来たので、山形のことを知りたいと思っていたこと。この2つの想いを持っている時に、インスタグラムで見つけたのがやまじょーのメンバー募集でした。「これだ!」と思って、勇気をもって応募しました。

私もやまじょーを知ったきっかけはインスタグラムでしたね。飲食店情報とかよく見てて。学生の間では結構有名じゃないかな。
活動していてよかったこと


私の知らない山形がいっぱいあるなと思いました。みんな「山形は何もない」って言うじゃないですか。けど、そうかな? って。私は福島県出身ですが、山形を魅力的に感じていたので、そう言われると疑問を感じていました。ただ、具体的に何が、と聞かれるとわからなくて(笑)。でも、やまじょーに入ってからは、「山形でも遊べるんだ」「おいしいところいっぱいあるんだ」というのに気付けて、山形の何もないを覆せ! という考え方になりました。

やっぱり、山形について自分から知りに行くことができるので、ほかのみんなよりは山形を知ってるんじゃないかなと思いますね。それから、技術的なところ。記事を作るための企画力や文章力、それからサムネイルを作るためのデザイン力とか、そうしたスキルもついたし、パソコンにも強くなったかな。

記事作成のツールを使えるようになったのは強いかも。将来いろんなところで役に立つスキルかなと。

ワードプレスやキャンバ、グーグルドライブなど、そうしたツールですね。
大変だなと感じることは?

代表として運営をしているので、とにかく人手不足(笑)。これが一番の課題です。メンバー募集や説明会などをSNS で広報していますが、なかなか学業との両立も難しく、続かないこともあって。やる気はあるけどできないという人もいて、もどかしいですね。

やっぱり両立が大変ですね。学業とアルバイトにプラスしてやまじょーとなると。

僕は部活もしていることや、3年生になって研究室が忙しくなったというのもありますね。
でも、週に一度はオンラインで集まって、編集会議をしています。一人月1本は記事を出そう、というのを目標に頑張っています。本当はもっと増やしていきたいんですけどね。基本的に、メンバーそれぞれが企画・取材・執筆・サムネイル作成・記事掲載まですべて一人でしています。もちろん、入ってから研修やサポートはありますよ。

研修は結構手厚かったです。3回くらいオンラインでレクチャーしてくれて、ルールもまとめてあったので、活動が始めやすかったです。
山形の学生に足りないこと

ワクワクした気持ちが足りないと思います。在学中に山形県が急に大都会になるということはないじゃないですか。だから、限られた環境でどれだけ楽しめるか、山形の良いところを見つけられるか。ワクワクした視点で生活するともっと若者世代が盛り上がると思います。そういった視点をやまじょーで手助けしたいです。

私としては、ほかの大学の学生や高校生とかかわる機会が少ないなと思います。なにか、もっとつながりが感じられる場所があったらいいですね。
学生だからこそできること

私は芸工大のコミュニティデザイン学科に属しているので、そのブランドの力はあると思います。学生は、学校にも地域にも守られているので、そういうところが強味かなと。

時間があるので、興味を持ったことや思いついたアイディアにすぐ取り掛かれる、すぐチャレンジできるというのはあります。結構すぐ動いちゃうタイプなので。

やまじょーも学生じゃなかったら注目されてなかったんじゃないかなとは思いますね。学生が学生のためにっていうのが珍しいのかなって。学生って今しか言えないですから。
見つけた山形の魅力

私はなんでもできる場所だなと思います。都会だと人が多すぎる(笑)。山形は人があたたかいし、人口も多くないので、やってみたいと思ったことを挑戦できる場所だと思います。実際に、人とかかわることで活動が広がっていった経験もあって、動けば響く環境じゃないかな。

まずラーメンがおいしい(笑)。どこ行ってもおいしいってすごいことです。山梨は関東のこってり系が多いんですけど、山形はバリエーション豊かで、あっさりしているのも多いですし。日本一ラーメン食べてるだけあるなって。

山形のいいところは、ラーメンの好みの話題で盛り上がれちゃうところ(笑)。あと芋煮とか、食の話題が多くて楽しいです。
これから


やまじょーを学生だけでなくいろんな地域の人が見てくれて、見た人が山形のことを好きになってくれたらいいなと思います。私はまだ福島県民として山形を見ていて、よそ者視点で見れているんです。だから、「よそ者からみたら山形って魅力的だよ」というのを記事を通して伝えられたらと思います。

ビジョンとしては、もっと大きな組織になりたいです。欲を言えば、何十人もメンバーがいて、毎日記事が出ているのが理想ですね。山形の大学生は県外出身者が多いんです。だから、いろんな視点から見た山形を発信してほしいし、学生ライフの記事など、もっとたくさんの記事が出せると思います。
団体が大きくなったら、他県で似た活動をしている団体ともコラボレーションしていきたいという思いもあります。やまじょーが中心となって、そういう団体がつながっていければと思いますね。地方大学に行った人が「良かったな」と思えるように。何もないと言っているのは、地方はどこも一緒だと思うので。何年先になるかわからないですけど、理想です。
新規メンバー募集中!
取材・SNS運営をとおして、山形のことをもっと知ってみませんか?
自分が知りたいこと、疑問に思ったこと、学生に知ってほしいことなど、自由な発想で情報発信をする仲間を募集しています。
まずは説明会にお越しください!詳細はウェブサイトをご覧ください。
こんな人におすすめ!
★ チャレンジしたい人
★ 何かに熱中したい人
★ 山形をもっと知りたい人
★ 目的をもって活動できる人
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