山形いまどき若者アンケート2022結果-3
「山形いまどき若者アンケート2022」集計結果発表
3.地域活動について
Q8あなたは地域のための奉仕的な活動をしていますか?
Q8-1「はい」と回答した方にお聞きします。それはどのような活動ですか?(あてはまるものすべてを選んでください)
その他の記述 全5回答
ボランティア/献血/地域のPR、観光地などの発信/武道の振興/募金
Q8-2あなたがその活動をすることになったきっかけは何ですか?(あてはまるものすべてを選んでください)
その他の記述 全7回答
- 「必要そう」や「面白そう」はもちろんだが、自分にとっても良い経験になると思ったから。
- それらの活動をしないと現金を払わなければならないから
- 会社の業務の一環
- 気軽にできる奉仕活動だから
- 仕事
- 子供が学童に通ってるから。
- 自分を変えるために
Q9何か活動をしたいと思った時に、あったらよいと思うことは何ですか?(あてはまるものすべてを選んでください)
その他の記述 全12回答
- 休暇
- 人材の情報
- 託児
- もっと都会的なセンス
- 一緒に活動してくれる仲間
- 何かしたい人同士で情報収集や交流ができる機会
- 活動する前の問題、仕事や家庭のことが大変なのにプラスアルファとなる人のことまでできない
- 山形で何か活動したいとは思わない。
- 地域貢献をする意欲がない
- 仲間との交流の場
- それをやりたいと思えるようなニーズ喚起、PR
- 学校が違う、住んでいる所が離れているなど、普通なら会うことの無い同年代が繋がれる場所、仕組み
Q10若者がのびのびと地域活動や自己実現をすることの妨げとなっていることは何だと思いますか?
全237回答(重複あり 回答者数186名)
機会・環境 55回答
- 環境 25回答
- コロナ(6)
- ブラック校則
- 学校等と行政の連携の少なさ/連携するための職員がいないこと
- そもそも地域活動を行いたいと思ってもらえる地域を作ることが大切だと思う。
- 雪かき、娯楽の不足、凝り固まった人間関係
- 雇用状況の安定。余裕があってこそその他活動に取り組むことができるため
- 上に立つ人の高齢化
- 親からの期待やプレッシャー、周りからの偏見、差別、心無い言葉、金銭的な問題、ヤングケアラー、他人と過度に並べてしまうこと、好きなことができない環境など。
- 大学が少ない。県外大学などに進学した若者が県外に定住してしまう
- 例えば学校の部活動だったらそれに詳しい人、強い人が関東圏に出て行ってしまって十分な指導が出来ていない
- 不景気と日本の活気のなさ。
- 雪
- 冬の寒さと雪
- 第三者の大人からの指摘
- 家事に追われる日々
- 30、40代まで若手と言われてしまう環境
- 周りからの支援の少なさ
- 受け入れる体制が整っていない
- 地方における優秀な人材の乏しさ
- 閉鎖的な人間関係…?大人のかたの支援は必要不可欠かと思います!
- 機会、きっかけ 13回答
- いろいろな人や環境に触れる機会が少ない。
- 興味を持てるようなことがおこらない
- 仕事以外でコミュニティが作りにくい。特に地元出身ではない場合、積極的に出ていかないとコミュニティに参加しにくいが、仕事があるとなかなか積極的にも出ていけない部分がある。
- 若年者間交流のきっかけの少なさ
- 若者の活動が見えない。高齢者中心に感じてしまう。
- 山形だと自己実現をするための選択肢や幅が少ない
- そもそも選択肢がない
- 色々な講座が開講されていても、ほぼ平日に行われていること。平日でも20時以降の集まりがないこと
- 相談窓口
- きっかけがないこと
- そういうやりたい気持ちがあってもやる場所や話を聞いてくれる人がいない
- 相談ができる環境が少ない、思っていることを発信する機会が少ない
- 地元が好きで、地元に残る場合、自分がやりたいことって見つかるものなんでしょうか?やりたいことではなく、地元でもやれることを考えてしまうんじゃないかと思います。地域活動の場合だと、よほどコミュ力高くないと入りにくいですよね。小さなうちから、当たり前に参加するような仕組みがあればいいのにと思ったりします。
- 行政の制度 7回答
- 移住者支援が薄い(みんな地元の高校のつながりで大人になっても暮らしていて、入っていけない)
- 周囲(行政・地域も含む)の過干渉。活動がうまくいくと話を聞きつけた行政等が表彰や広報をすることで自治体の手柄のようにされ、結果、それがプレッシャーになって当事者たちが本当にやりたいことができなくなってしまわないか気になっている。
- 高齢者に偏重した予算の使い方
- 前例がないと却下されてしまう昔ながらの役所スタイル
- 背中を押してくれるような支援策が限定的
- 役場の体制
- 若者への支援不足
- 施設・場所 10回答
- そのような施設、環境が整っていない。
- パチンコなどの若者に適さない施設の増加
- 何をするかで異なってくると思うが、まずは場所を含めた環境の整備。気軽に使用できる場所に集まることで、発想が生まれる可能性がある。
- 古民家など、活動拠点が少ないこと。
- 活動をする場所の少なさ
- 若者が集まる場所が少ない
- 若者が多く集まる施設が少ないこと。
- 若者向けの施設や集いの場所がない
- 良い設備の整った施設が少ない
- 交流の場が少ない
金銭面 44回答
- お金(16)
- 収入の低さ、低賃金(7)
- 資金不足(2)
- お金の支援不足。
- 経済的支援
- 経済的不安
- 激務薄給
- 財政支援。
- 学業をするのにお金がかかること
- 都市部に比べて収入が低いため自由に使えるお金が少ない
- 時間の拘束と給料が充分でない事。
- 金銭的な余裕、体力の余裕がないと地域活動をしようとはならないと思う。
- 収入の余裕のなさ
- 学習環境の金銭的支援がない
- 生活費
- 地域コミュニティへの加入金支出、活動費支出の負担
- 地域活動を行っている知人の大学生から、活動費を集めるのに苦労していて、クラウドファンディングもなかなか上手くいかないと聞いたことがあります。
- 田舎なのに家賃が高い
- 低賃金により生活を維持するのに精一杯で地域活動や自己実現など考えられない。
- 平均して収入が低い為自分の事で精一杯の人が多い印象。
- 報酬がないこと
- 週休二日じゃない、フレキシブルな勤務体系じゃない
地域性・意識 62回答
- 年上世代の意識 27回答
- 年配者の意識(12)
- 山形の年齢層が高い人たちに多い新しく挑戦をしようとする人を小ばかにしたり、悪く言ったりする風土に蔓延している精神
- 地域(主に高齢者)の人間観察と噂話
- 40代以降の保守的な考え方と変革を望まず、古い考え方に執着する考え方
- 成長や可能性を妨げる周囲のマインドブロック。
- 親世代の、結婚して出産するのが個人の幸せだという固定観念。
- 子育てに理解のない社会。
- 昔からある企業からの妨害、目新しいことをすると奇異な目で見られる、同業者のパイが少ないので、似た業種をするとパクリと言われる
- 何をしても変わらないだろうという社会への諦念
- 失敗が悪いことだという考え方があること。
- 行政も含めて大人の理解が少ない
- 縦社会的な雰囲気が多いところ
- ダメなところを見て指摘する大人世代
- 外に出ることは悪いこと、戻ってくる子供はいい子供、長男が老後の面倒をみるのは当たり前といった考え
- チャチャを入れる人がいること、支援をしてくれる人にたどり着くまでが難しく感じる
- 周囲の偏見
- 地域 22回答
- 閉鎖的な雰囲気(4)
- 周囲の目(4)
- (一部の人の)排他的な性質、街中に元気がない
- 地域コミュニティの閉鎖性
- クレームや許容しない社会
- 新しいことを歓迎しない保守的な県民性
- 努力がかっこ悪いという田舎的風潮
- 地域の姿勢
- 町内会
- 地域のしがらみ
- 田舎くさい考え方やしがらみ
- 地域の人との交流
- 周囲の理解
- 新しいことを否定されやすい環境
- 「若者はのびのびと地域活動や自己実現をするべきだ」という社会的観念の欠如。
- 地域の閉鎖性や、活動の負担感
- 古い慣習 8回答
- 昔ながらの風習(4)
- 年功序列的なところ
- 昭和の価値観が残るところ
- 家父長的家制度
- 時代遅れの考え
- その他 5回答
- 「地域活動」という言葉のハードルを下げること。役に立つことをしなければならないという意識が先行して、何を始めるにも相当の気力がいる。
- 将来への不安
- 東京の一極集中
- 男女格差が大きいところ
- 気軽さがないこと 例)自分に合わなくても、一度参加すると今後も続けないといけないような雰囲気
情報 19回答
- 情報の少なさ(10)
- 活動している若者の実例がそんなに無いようにかんじること。
- 活動している団体が知られていない
- 活動内容が不明瞭だったり団体が不明瞭
- 情報が届いていない
- 情報の拡散、デジタル化の遅れ
- 自己実現に関しては、都会と比べた際に得られる情報、得られる体験が少ないことが挙げられると思う。だから若者で都会に憧れる人が多いのではないかと個人的に思っている。
- 市のホームページなどをみてもやりたい活動について詳しく載っていない。時間や場所、代表者の連絡先しか載っていない事が多く欲しい情報がない。
- snsの利用やホームページの更新がされていない
- そのような活動を行っていることが若者に伝わっていないこと
交通 19回答
- 交通が不便(9)
- 車がないと移動できない(4)
- 移動手段がない(3)
- 移動手段が少なくその場所に行くことが大変であること。
- 住環境、材料販売拠点の少なさ。交通機関、商業施設と住まいが離れているのも難点。
- インフラの整備
人口 13回答
- 高齢化(5)
- 若者人口の少なさ(5)
- 人が少ない
- 人口の減少
- 同じことをしたいという人を集めにくい
仕事・時間の余裕 11回答
- 時間の余裕(5)
- 仕事の忙しさ(4)
- 仕事(収入)と時間とのバランス
- 働かされすぎていること。
その他 14回答
- 企画から実現まで時間がかかる
- ノウハウ
- 繋がり
- 買い物する場所がないこと。/働き方の選択肢が少ないこと。
- 職場の少なさ
- 昔の同級生に会いたくない、新しい知り合いを作るという力がない…とか?
- やりたいと思えること自体がない
- 魅力が少ない
- 自己肯定感の低さ、自分は地域から必要とされている人だという自覚がない、もしくはそのようなメッセージが伝わっていないこと
- 選択肢が少なく感じる。
- 人生の先輩方は苦労のない安全ルートを進めがちだ。その気持ちもわからなくもない。ただ、その安全ルートによって普遍的な今に至っているのも事実。前例がないことは不安や恐怖が多い。だからこそ、諸先輩方が「大丈夫。何かあったら助ける!」そんなアプローチが必要と思う。(お金の面でも)もちろん、何でもかんでもじゃなく、しっかりと強弱、緩急をつけて。/今でこそ、ネットの普及によりオンライン上で様々な人との交流が容易になってきている。そういった、時代の変化に合わせた人生の先輩方のマインドも柔軟になってほしい。/人生の先輩方こそ、温故知新。うまくミックスさせて後世を育成、支援してほしい。
- そもそも質問の「若者がのびのびと地域活動」について、地域活動をさせる理由がわからない。
- 特にないと考える
- わからない(2)
「3.地域活動について」では、地域のための奉仕的な活動についてお聞きしました。
問8「地域のために奉仕的な活動をしていますか」の設問では、「はい」は24.7%にとどまり、「いいえ」が75.3%と3/4を占める結果となりました。
問8-1で、問8で「はい」と回答した人にどのような活動をしているかを尋ねたところ、「文化・芸術・スポーツの振興」(35.9%)が最も高く、次いで「まちづくり・むらづくり活動」(29.5%)となりました。
また、問8-2では、活動をすることになったきっかけを尋ねました。最も割合が高かったのは「おもしろそうだったから」(38.5%)、次いで「必要だと思ったから」(32.1%)となり、自発的に活動を始めていることがうかがえました。
問9で「活動をしたい時にあったらよいと思うこと」を尋ねたところ、「気軽に集まれる場所(拠点)」(55.1%)が最も高く、次いで「金銭的な支援」(54.1%)となりました。その他の記述では「休暇」「人材の情報」など、興味深い回答がいくつも寄せられています。
問10では「のびのびと地域活動や自己実現をすることの妨げになっていることは何だと思うか」を記述式で尋ねました。186名237回答が寄せられ、分類したところ「地域性・意識」に関する回答が62回答と最も多く、次いで「機会・環境」(55回答)となりました。金銭面、情報面、交通、人口、時間の余裕など、さまざまな要素が妨げとなっていることがわかりました。