山形いまどき若者アンケート2021結果-3
「山形いまどき若者アンケート2021」集計結果発表
2地域活動について
行っている地域のための奉仕的な活動について、昨年度までと比較したところ「まちづくり、むらづくり活動」の割合が前年度までよりも低くなっていることが分かりました。対して、「自然環境保護、リサイクル推進」と回答した方の割合は増加傾向にあることがうかがえます。
その他の記述 全9回答
- ワクチン接種会場設営
- 6次産業の推進
- 子育てしている方のコミュニティづくり
- 救急救命講習会
- 雪かき
- 人材育成、担い手確保事業
- ボーイスカウトとして地域のために活動をしています
- 医療機関で看護師として従事
- 地元農家さんの紹介
その他の記述 全7回答
- 子供会
- 仕事の延長で依頼を受けた、いきいきサロンの講師。(担当にもよるが、包括支援センターの担当はボランティアの使い方についてもう少し勉強してもらえれば盛り上がるだろう)
- 会社の地域貢献の一貫。また、所属する自治会の活動として
- お向かいの高齢者宅の雪かき
- 仕事以外の経験をすることにより自分をより磨くことができると思ったから。
- 自分に合っていると思ったから
- おいしいものを知ってもらいたい
その他の記述 全4回答
- 憧れや尊敬を抱けるスーパーマンとの出会い、協働。
- 活動をしたいと思える、そして実行に移せる生活面や時間の余裕
- (Q4あなたは地域のための奉仕的な活動をしていますか?)については、私は過去に仕事として携わりましたが、どうしても無料やワンコインの意識が強く、補助金を頼らなくては持続する構造になりにくい為、相談などに関しても理想論ではなく構造的に持続できる仕組みづくりにつながるものが必要と思います。
- おしゃれさ。気軽さ。同調圧力がない雰囲気。
問6
若者がのびのびと地域活動や自己実現をすることの妨げとなっていることは何だと思いますか?
全192回答(重複あり 回答者数173名)
地域性や風習、風潮 40回答
- 地域の中だけで大人になるまでの教育・経験が揃っていない 。精神的に豊かに暮らしていない大人を見て育ってしまっている
- 良くも悪くも地域性。 大都市圏と比較して不便そうと思わせるイメージ。
- 高齢者優位なところ
- 近所付き合いがない
- これまでの歴史
- 失敗を許さない雰囲気
- 拘束時間の長さ、年長者との付き合いが煩わしい
- 地域住民の理解
- 昔ながらの古い風習、活動を良く思ってもらえる地域かどうか(土地の人柄)
- 地域の方の目、噂話
- 我が物顔の中年、高齢者が多い。自分の場合はコミュニケーション能力がないのでどこに行っても疎まれる。まずのびのびと過ごせる場所がない。
- 地域の人間関係
- 地域が好きでないといけないみたいな風潮。失敗に寛容でない雰囲気。同級生の多くは都会に出てしまったがゆえに、頼れる仲間がそんなにいないこと。
- 昔から続く団体(消防団、神社の集まりなど)など、地域の悪い意味での繋がりが残っており、時間が割けない。
男女共に仕事も家庭も取り組んでおり、昔ほど時間に余裕がなくなっているため、余計な活動などする時間的な余裕がない。 - 古い慣習
- 自治会があること
- 地域の活動がマンネリ化、昔から住んでいる地域だと行事を知っていて当たり前なので、はじめての時に教えてもらえない。
- 昔からの風習。
- 子供が居ない家庭や独身女性に優しくない
- ムラ社会的な共同性(同質性を重んじ、異質なものを排除する傾向)
- 中学時代のヒエラルキーが継続すること、地域の相互監視
- 家長制度などからくる、年齢が一番上の男性が代表として地域活動に参加するというようなしきたり。
- 周りの大人の無理解
- 街の人の頑固さ(そんなので変わるわけがない、とりあえず高齢者優先という言葉など)
- 親世代が若者の活動への理解が少ないところが、弊害になっている。特に山形は閉鎖的な地域だからこそ、他県から入ってきた人や新しい事を始める人への理解が、隣の宮城よりも少ない気がする。
- 昔からある習慣や植え付けられた常識
- 閉鎖的な地域性や否定的な意見しか出ない人間性が原因の1つと考えます 。
- 昔ながらの風習
- 世代間交流
- 慣習
- 高齢者が多いため新しいことに対して消極的であること
- 高齢者の目
- 年長者のしがらみ
- 県民性?大人しい 。他人の目が気になる恥ずかしいとか。
- 閉鎖的な環境 。何かを始めるのに恥ずかしいという気持ち
- 今まで地域を担っていた人が、いつまでも主役になりたがること。 私たちも、サポートに回ってもっと若い人の活動を活性化したい。
- 出る鍵は打つという風土。周りの目
- 閉鎖的な環境
- 地域の風習
- 「経験のないこと」を恐れる風習 。押しつけがましい過去の栄光
否定や偏見、固定概念 38回答
- 若者の意見を聞かないこと。そんなの無理だって思うような提案でも聞いてあげて、思いを分かってあげようとする姿勢が必要。また、それはダメと頭ごなしに否定せず、やってみよう!ダメで元々ぐらいの気持ちが欲しい。
- 年配の人たちの、余計なアドバイスや批判
- 職場での古い考え方や、上からの弾圧
- 外部からの否定的な意見
- 高齢者からの批判、田舎特有の偏見的な意見
- 昔ながらの考えを持つ人が多いこと 、新しいことを異端として受け入れられない人が多いこと
- どうしても高齢化が進んでいる地域が故に全体的に革新的なことを嫌がる保守的な高齢かつ権力を持っている世代がいる為、若者の考えや言葉が時にあしらわれてしまうことがある。
- 周囲の反対意見。情報不足や前例の少なさ。
- 活動に際して、賛同・支援・応援の土壌が全くない。
- 昔ながらの古く固い考え。
- 古い考え。 古き良きと、古い固定観念はちがう。
- 周囲の大人からの偏見や決めつけ
- 古い考えの老人ども。
- 大人の理解、意見、偏見等
- 年上の人達の固定概念などきまりや周りの目
- 高齢者や家族からの意見。~が当たり前、というようなことをよく耳にすること。
- 閉鎖的な環境 。自己成長を望む若者はみんな外に出てしまっています。。。
- 良くも悪くも保守的なので、新しい発想や取り組みを毛嫌いする傾向にある。シンプルに、現実に即して良いと思うものはどんな意見であれ取り入れる姿勢だけでもあると良い。
- 固定概念が染み付いていること
- 地域の大人の同調圧力 (特に高年齢の男性、女性)
- 高齢者の閉鎖的な考えと、昔からできているコミュニティに新しく来た人が入りにくいと思ってしまう様な雰囲気
- 固定概念 世代間の壁 、「前例が無いからできない」という考え
- 伝統や固定観念、地域のかかわりの薄さ
- 新しいことをする人への近所の偏見
- 「こうすると若者が喜ぶだろう」と思っている独りよがりな大人の思考
- 昔人。 昭和生まれの人の固定願念が強すぎる
- 高齢者の固定概念。 新しいことを拒む風潮。
- 年寄りの昔の考え
- 義務教育による固定概念。 大人からの意見。 他人との比較。
- 親や周囲の人の協力、雰囲気の問題。 →子供や若年層はやりたいと思っても、金銭的問題や移動手段がないことによりなかなか行動に移せない。親や周囲の人の手助けがあって、やっと一歩踏み出せる。実際私も子供の頃やりたいことは沢山あったが、親に聞いても、「わからない」や「教えられる人が周囲にいない」などの理由で、なにも行動出来なかった。また、そんなことはこの田舎では無理だよと一蹴されて終わっていた。
- 固定観念
- 高齢者の固定概念
- 地域に根ざしている(とくに高齢者の)ねばならないと偏見
- 完璧を求められること。多少の失敗は見逃してほしい。
- 外部からの否定的な意見。
- まちの活動に関わってきた歳上の人たちの諦め感と、年代・思想(派閥?)を超えて目的のために一緒に活動しようとする気持ち
- 閉鎖的な人の雰囲気 。新しい事見慣れないことなどに対抗がある人が多い 。色々言われたりする
- 古くからの伝統を守るという固定観念。そして今のままで良いという消極的な雰囲気
場所、機会 25回答
- 地域のイベントに参加するきっかけ作り
- 場所がない。
- 機会が少ない。サークルなどもすくない?
- 若者向けの施設、飲食店、イベントなどが少ない
- 気軽に集まれる場所がない
- 出会う機会がない
- 最新の文化・技術へ触れる機会の少なさ
- 自分が住む地域の良さになかなか気が付けないでいること。
- 場所がない。 人が集まらない
- やりたいことができるような施設や設備が県にないこと。
- 場所不足
- 世代間の交流の機会が少ない(自分から動かないとなかなかない)。単純に人間関係が煩わしいと感じることもある。
- レベルが高い教育を受けられる場所がないこと
- 団体がない 。やりたいことがあって検索しても、山形ではそれをやってるところがなくてできないことが多い
- 自己実現のための道筋に触れる機会がない(わからない)
- 発言の場がないこと。ちょっとした思いついたことや気になったことをどこに伝えれば良いかわからない。同じ考えを持つ人や賛同してくれる人がいるかもしれないので、そういう人を繋げる場があれば良い。
- いろいろなものや情報に直接触れる機会の少なさ
- 中々活動ができる場所や、企画を相談出来る場所がないことだと思う。
- 発揮する場所もない、そもそも人がいないから目立たない。
- 習い事など体験するものが少ない
- 人と出会うきっかけが無い事だと思います。 そういった集まりが有れば参加したいかなと思います。
- 自己表現の機会の少なさ
- 集う場がない
- これからの若者の意見を発信し受け止める場がないこと
- きっかけ
金銭面 21回答
- 資金不足 (類似4回答)
- 金銭面(類似3回答)
- 金銭的余裕
- お金と時間に余裕がないこと
- 税金が高い、 手段がない、 お金が出てく一方で一人暮らしもままならない人が多い
- 資金面の援助が少ない
- 若者およびその保護者の収入の低さ
- 生活に関わるすべての税
- 経済面の問題
- 資金面でのやりくりと今の生活を変えることへの恐怖
- 税金が高い。
- 金銭的な余裕の無さ
- 金銭的余裕の不足と、それに伴う将来への漠然とした不安感
- 収入の低さ
仕事、賃金 20回答
- 低賃金(類似2回答)
- 職場の理解や協力が得られにくい
- 働くところがない
- 俺はまだ若いと思ってる老人達と低所得な企業だらけになってるからでしょう 。地方だから低賃金で良いと言うことは無い
- 自己実現については、就職場所が少なく就きたい仕事がなかったり、自分の能力や可能性を最大限発揮できていないと思う。
- コロナ禍で在宅ワークをしている人がいたり、失業したり、求職中だったり色んな事情があるのに、若者が自宅にいるというだけで、「最近の若者は働きもしないで…」みたいな世代が多くいて、新しいことをしようとか挑戦しようという気持ちを削がれています。30代の就職氷河期世代を支援して欲しいです。
- 労働環境
- 低賃金 お金の若者離れ
- 長時間労働 残業が美徳論
- 給料が安い仕事しかない。
- 賃金が都会と比べてとても低い 。内陸と庄内地域でも差がある
- 副業NGな地域特性 (副業OKにすれば絶対に若手の活動範囲・アクションが増えるため)
- 低賃金など職場環境が安定しないために、他の活動ができないこと。
- 経済的理由。山形県は賃金が低く、大卒でも一人暮らしをすることすら困難。
- 低い賃金。実家暮らし。
- 賃金が低いこと。休みも取りにくいこと。金銭的にも身体的にも地域活動に時間を割けるほどの余裕がない
- 地元企業の体質が旧態依然としており、低賃金で長時間労働のため、なかなか地域活動をする時間・経済的余裕がない。特に子育て世代は厳しい。
人口減少、少子高齢化 16回答
- 高齢化
- 人口の少なさ
- 人口減少による不活性化
- 高齢者が多すぎるのが一番妨げ。
- 人が少ないこと。人が集まらないこと。
- 人口が少ない。
- 若者が都会へと流出することによって人材の不足がある
- 人口の減少、少子高齢化
- 大学に進学して専門的な勉強をした人が戻ってこない事。
- 人口が少ないので他の人との接点が少なく 他人からの良い影響を受けにくい事。
- 政治家自体がお年寄りばかりでお年寄り向けの政策ばかり。
- 若者が少ない
- 高齢の議員による高齢者のためだけの活動
- 行政の高齢化
- 選択肢の少なさ。人口が少ないため、ニッチな分野だとやりたいことに共感してくれる人が少ない。
- 年配の方々の地位と権力
情報の受発信、IT格差 15回答
- インターネットの普及で、より専門性の高い情報がいつでも手元にある。さらにより理解してくれる人が画面上にいればインプットもアウトプットも画面になる。それを県で取り上げてくれるようなアンテナをはっていてほしい。(山形のラインアカウントなど定期的に『自慢の活動、作品』とかアンケートとって自己発信してもらうとか。それを吸い上げて県民に発信する等)
- 情報格差
- 市報などでイベントや地域活動の事前の知らせが載っているが1ヶ月前だと予定を立てるには遅いと思う
- 地域活動については、まず情報を得づらい点があると思う。SNSなどで情報を得ることができれば少しでも参加意欲が湧くと思う。
- 情報などの支援がない。
- 現役世代の情報リテラシーの低さ
- どこに連絡すれば良いのかわからないこと。 後押しするイベントがあったとしてもその広告を見かけないこと。
- デジタル化がまだまだ
- 情報の少なさ。
- 何事も情報がすくない。 あっても知る機会がない。
- 情報不足
- 情報が集まってこない
- どこでなにをやっているのか情報がわかりにくい。SNSをもっと活用して興味のあることなど発信してほしい。
- 広報手段の少なさ
- 情報発信力
行政からの支援、補助 9回答
- 行政の金銭的支援と発信
- 補助金・無料・ワンコインといった、対価や原価の考えが活動をする方もされる方も少ないところ。
- 市街化調整区域
- 若者に対する財政支援、子育て支援 、特に若年層の夫婦への支援が少ない。 子供がいる、経産婦、高齢者との同居などの支援はあっても、子供がいない若年層夫婦への支援が無いに等しく、子供を作りたい、定住したいと思えない
- 行政との連携不足
- 若者に対しての行政からの支援等が見受けられない
- 行政の怠慢
- 今後長く続けられるようなフォロー体制
- 政治?
交通アクセス 8回答
- 首都圏へのアクセスの悪さ
- 交通の便
- 交通の不便さ。行動に車が不可欠で、自身で維持する必要もある。車で向かうに道も駐車場も狭く混雑する。公共交通も付随して遅延するので、時間を浪費するのがネック。
- 交通の便
- 交通の不便さがひとつかと
- 交通の便の悪さ
- 交通手段がない。
- 交通の利便性の低さ
時間的余裕 6回答
- 時間
- 時間的余裕
- お金と時間に余裕がないこと
- 仕事や学業の忙しさ
- 仕事が忙しい
- 活動時間が仕事をする世代向けの時間帯に設定されていないこと。
その他 20回答
- わからない(同1回答)
- 目標がないこと。 前例がないこと。
- ネットが普及したとしても、やっぱり首都圏の方が仕事も生活を潤す物も豊富だよなぁ…山形に魅力はあるだろうけど「何もない」って思ってしまう…人も少ないし。
- ゲーム依存、インターネット中毒
- 魅力的な大学、企業がない(少ない)
- ここの県民生きてるのつまらなそう、現状に満足してるように見える時点で山形に未来がない。
- 協力してくれる人がいるかいないか
- 新陳代謝
- そもそも若者全体が問文のような願望を持っているとは思えない。
- 都市との環境の差
- インドア派が多くなっている。
- 仕事のようにかっちりしたものでなく、気軽にゆるやかにつながる仕組みがないように思う。
- 行動したいとしても同じ年代の仲間がいたら安心するが、自分一人だけだと不安になり、はじめの一歩が出しづらい。
- 一緒に活動できる同年代が少ない
- 何が悪いではなく、自分からキャパを広げようとしない時代なのかなと感じます。
- コロナウイルス。
- 人の目
- 学生時代の教育。→学生時代にこんなことがあるとか、こんなことができるとかの情報不足、教育不足、親世代の教育不足。情報がゼロ、つまり「知らない」よりも、1つでも、カケラでも知っているだけで変わってくると思う。
- 明るい商業施設が少ない。
地域活動(奉仕活動)をしているかについて尋ねたところ、「はい」と回答した人は24.0%、「いいえ」と回答した人は75.6%でした。
「はい」と回答した人のうち、「文化・芸術・スポーツの振興」に関わる人は34.9%、「まちづくり、むらづくり活動」に関わる人は25.4%となり、活動のきっかけは「必要だと思ったから」(52.4%)が最も高い結果となりました。また、「活動をしたい時にあったらよいと思うこと」の設問では、「気軽に集まれる場所(拠点)」(66.0%)と「金銭的な支援」(55.7%)が過半数を超えました。
若者がのびのびと地域活動や自己実現することの妨げとなっていることとしては、「地域性や風習、風潮」が40回答と最も多く、次に否定や偏見、固定概念についてが多いという結果となりました。
「はい」と回答した人のうち、「文化・芸術・スポーツの振興」に関わる人は34.9%、「まちづくり、むらづくり活動」に関わる人は25.4%となり、活動のきっかけは「必要だと思ったから」(52.4%)が最も高い結果となりました。また、「活動をしたい時にあったらよいと思うこと」の設問では、「気軽に集まれる場所(拠点)」(66.0%)と「金銭的な支援」(55.7%)が過半数を超えました。
若者がのびのびと地域活動や自己実現することの妨げとなっていることとしては、「地域性や風習、風潮」が40回答と最も多く、次に否定や偏見、固定概念についてが多いという結果となりました。