地元を元気にしたい、と村山市を中心にマルシェを開催している「やままる実行委員会」の増田健太郎さんにお話を伺いました。
増田健太郎さん
県外の大学を卒業後、Uターンして生花店に約8年勤務。30歳で「店舗をもたない花屋」IriePlan(アイリープラン)を創業する。マルシェに出店しているうちに自分でも開催したいと思うようになり、令和4年にマルシェ企画運営団体【やままる実行委員会】を立ち上げる。
「今は日によって花屋だったりイベンターだったりリサイクル業だったり、いろんな事をしています」
村山市から県民を巻き込んだ文化祭のような
楽しいマルシェを、みんなで作り上げたい
文化祭のような、みんなで作り上げるマルシェ
本番に向けて頑張って作り上げていく時間の楽しさ、わくわく感。
みんなで作り上げていく一致団結する盛り上がりがまさに「文化祭」のようで、そのフレーズを使っているそうです。
高校時代の恩師が校長を務める、村山産業高校で「ムラサンキタマチマルシェ」を実現したのは、画期的な取り組みでした。出店を通して生徒の社会勉強にもなり、一般の方が普段接点のない校長先生方と気軽に話せる面白い企画も行いました。斬新なマルシェで地域が盛り上がりました。
つながりを生むタイアップ
企業や行政、学校などとタイアップすることが「やままる」のこだわりです。
地域を盛り上げたい。人と人との繋がりを二重三重の力で作り出したい、という思いは、<タイアップすることで企画段階からいろんな人との繋がりと協力ができる>
<会場のお店や施設も盛り上がる>という相乗効果を生みます。また出店者は女性が多く、マルシェが一歩踏み出す場となり、女性の起業支援にもなっているそう。
あえて準備万端にしない
「作戦」でみんなを巻き込む
今年2月に開催した「ゆきまる」(村山市とタイアップした雪まつり)は、準備段階からみんなで関われるような会場作りに重点を置きました。会場設営の「かまくらや雪灯篭作り」をイベントにする発想で、当日来ることができない人も参加できるように。
「あえて準備万端に進めないことで、地域の人や行政・企業の人が大勢協力してくれました。皆が“自分が作ったマルシェ”だと自分ごととしての愛着を持てるようなマルシェを設計していきたいです」と増田さんは話します。
花屋の仕事でマルシェに出店していた時に、村山市でのマルシェがあまりないことに気づき、「地元で開催したい!」と思うように。実行委員会を立ち上げ、有志数人で小規模なものから始めました。
令和4年3月「お米のめぐみ 穂たる」でのミニマルシェを皮切りに、4月「さくまる」10月「ムラサンキタマチマルシェ」、令和5年2月「ゆきまる」など今年の春まで約10回開催。評判が良く、複数回開催している会場もあります。
今秋LinkMURAYAMAでイベントを開催予定です。“文化祭のようなお祭りをしたい”という思いを、自分の母校の跡地でもある場所で実現できるのは感慨深い。いろんな企画を練っているので、ぜひ皆さんに来てほしいです。
増田さんからのメッセージ
まず人に会うこと! 自分がやりたいことをすでにやっている人がいるなら、会いにいく。話ができなくても、活動しているところを見るだけでもいいし、オンラインで連絡をとって繋がる。そういう人がいなければ、何かの分野で頑張っていて結果を出している人と話をしましょう。
世の中を知る事ができる本を読んだり、学校では学べない、社会人になってからのさまざまな勉強をしたりすることも大切。じっとしていても、何も始まらないので、まずは一歩踏み出しましょう!
▼最新情報はInstagramをチェック!
https://www.instagram.com/yamamaru_murayama/