やまがたの若者向け地域活動情報紙WA-CHA   第1号

インタビュー 経験者に聞く!~地域活動はじめの一歩~

TVAyamagata(在山形ベトナム人協会)

代表 笹原 智子さん

在山形ベトナム人協会は令和二年92日に設立し、今年で二年目を迎えます。

これまで、山形県内に住む外国人を対象に、定期的な日本語教室や、山形に慣れ親しんでもらうための文化体験イベントなどを行ってきました。

代表の笹原智子さんは仕事と家庭に加えて、協会の活動を行っています。三足の草鞋で活躍する笹原さんに、団体設立までのステップを伺いました。

 

はじめるための5ステップ

Step1 社会のために出来ることを探して

40歳という節目を迎えて、私が社会にできることは何だろうと探すようになりました。ある時、外国人労働者問題をメディアで見て、山形にもベトナムの方が多く入っていることを知ったんです。

そこから関心を持ち始めて、元々国際交流が好きだったこともあり、支援活動をしたいと思いました。

Step2 小さなことからやってみよう

やりたい事が見つかっても、一歩踏み出せないこともあると思います。私の場合は、今を逃したらチャンスはないと思い、まずは小さなことから動き始めました。

仙台に私が理想とする団体を見つけて、見学に行ったんです。代表と話をして、応援してもらって、「自分は一人じゃない」ということに気づきました。

(若者サポーター 立ち上げに関して相談。アドバイスを受ける。)

 Step3 相手を知ろう

私はベトナムの方の知り合いがおらず、外国人労働者というものを知らなかったので、まずはベトナムの方を知ろう、友達を増やしていこうと思いました。

いろんなところへ出向き、出会った技能実習生からリアルな話を聞くことができました。

 Step4 メンバーを集めよう

もともと地域貢献がしたいという思いから、子ども食堂のボランティアに参加していて、そこの代表の方に相談をしました。すると、協力するよと言ってもらえたんです。

ボランティア活動をしている人たちだからこそ、共感してくれたのだと思います。そうして仲間たちと相談するようになりました。

(コロナ禍 準備期間と考え、少しずつ動き出す)

 

Point! 

活動を続ける上で欠かせないのが、家族の理解。笹原さんは社会人と高校生の2人のお子さんと夫、そして愛犬との4人+1匹家族。毎朝全員分のお弁当を作っています。

家事と仕事だけでなく、活動も入ってくるとなれば、家族の協力も必須です。笹原さんは家族との時間も大切にし、時折一緒に参加してもらうことで、家族の協力を得ました。

メッセージ

 何かを始めたいとき、うまくいくことを前提にせず、まずは小さいこと、自分にできることからやってみようと思ってもらいたいです。

それが続かなかったとしても、それはあくまで続かなかっただけで。ダメということではないし、やってみることが大事だと思います。

 それから、山形にいる外国人労働者に関心を持っていただけたら嬉しいです。

 

 

Facebookグループ

https://www.facebook.com/tvayamagata

日本語教室のボランティアを募集しています!興味のある方はお声がけください。


やまがたの若者向け地域活動情報誌「WA-CHA」vol.1
2022年6月 若者支援コンシェルジュ事務局発行