山形の若者の活躍や山形の魅力を発信する「やまがた若者応援大使」が、県内でチャレンジする若者に会いに行く『やまがた若者応援大使の“やまがた探訪”』の第2弾がスタートします。

1回目は、「With優代表の白石祥和さん」です!!団体として参画している「よねざわ紅花プロジェクト」がきっかけでつながった学生さんにインタビューをしてくださいました。

紅花プロジェクトにより多くの人の手で育まれた紅花畑

#米沢女子短期大学 学生 愛川京弥(あいかわみやび)さん(米沢市)編
【探訪者 白石祥和さん】

上杉小町として活動に取組む愛川さん(写真左から2番目)

今回は米沢女子短期大学社会情報学科2年の愛川京弥(あいかわみやび)さんにお話を伺ってきました! 

 ー愛川さん、はじめまして! 
本日は宜しくお願いします。まずは愛川さんが学業の他に活動している内容について教えてください! 
ボランティアサークルポプラで活動する他、学生自治会でも活動をしています。 
ポプラでのボランティア活動はコロナ禍で出来ることも限られてはいますが、年間のイベントとして最も大きいのが「紅花まつり」の運営のサポートです。他に小野川温泉近くの田んぼアートの活動やよもぎ餅づくり等にも参加しています。 

他に「上杉小町」として観光イベントなどのPR活動を通して米沢の魅力を発信する活動もしています。 

 ー地域での活動はもちろん、発信する役割も担われているのですね。 
米沢に来る前からボランティアや地域活動には積極的に参加されていたのでしょうか?
いえ、以前はあまり人前に積極的に出るタイプではなく、運動も苦手だったのでよく本を読んでいました。でも、人前に出て行動している人や何かに打ち込んでいる人は羨ましいなという思いはもっていました。

高校生活は福島市内で送りました。高校入試では第一志望の高校には入れず、その悔しさもあって出来ることはやろうと高校在学時はコンピュータクラブに入り、資格取得に力を入れていました。進学した高校では、ボランティアに関連する部活もあって、そこで活動する友人が、とても楽しそうで、その姿を見て自分もやってみたいと思ってはいましたが、そのときはなかなか一歩が踏み出せませんでした。 

ー 山形県に行こうと一歩踏み出すきっかけは何だったのですか? 
東日本大震災を福島で経験して、その後に家族と短期間ですが山形県内に避難していた時があったんです。当時は、ニュース等でも例えば車が福島ナンバーというだけで心無いことを言われたりするようなことも小学生ながらに記憶していました。自分もそういう風に見られるのではないかと思ったり、不安なことだらけで山形に来てみたら「大変だったねー」と皆さんが声をかけてくれて、言葉以上にとても優しい空気感をこの山形に感じたんです。 

そして、高校在学時には米沢女子短期大学のオープンキャンパスに何回か参加していて、山形県に行ってみたいという気持ちが強くなりました。

ーそのような出来事があったんですね。
山形県民としては嬉しく思いますし、こうして今もこの山形で繋がりを持てていることも有難いですね。 
はい、今も人前に出ることは慣れてはいませんが、高校の時から自分も少しずつ変わりたいなとはずっと思っていました。高校までもそのような機会はなくて、短大に入ってここで挑戦したい、自分を変えたいなと思っていました。その気持ちから上杉小町にも応募したんです。 

 ー先に上杉小町についてお伺いさせていただきますね。 
上杉小町ではどのようなことをされているんですか? 
上杉小町には自分で応募してオーディションに参加しました。活動内容は、観光イベントなどのPR活動が中心です。上杉小町になって最初の観光イベントは秋まつりだったのですが、コロナの感染拡大に伴い中止になり、雪灯籠祭りも同様に中止になってしまいました。 

コロナ禍で悉くイベントが中止になったりしていましたが、ようやく今年開催された春の上杉まつりではPR活動をすることができました。家族も自分の頑張りを認めてくれていて、今年開催された上杉まつりでは家族や親せきが見に来てくれました。特に祖母は山形に住んでいたこともあって、ゆかりのある場所で孫が頑張っている姿を見て嬉しいと話していました。 

ー今年、上杉まつりが3年ぶりに開催されて本当に良かったですよね。私も家族で見に行きましたが、地元の人はもちろん、観光でいらっしゃる方も様々な思いを持たれている方がいらっしゃったんですね。

 ー次にボランティアサークルポプラさんでの活動について教えてください。 
地域に根付いたボランティア活動をされていると伺っていますが、何名くらいの団体で愛川さんの立ち位置はどのような感じでしょうか? 
ポプラは30人程度所属しており月に2~3回のボランティア活動をしています。 

私自身は団体を引っ張っていくというよりは団体を支えていくようなイメージで動くことが多いです。後輩の1年生もいるので、1年生と2年生の架け橋のような、中和するような、間を取り持つような立ち位置で動くことも多いと感じています。 

 ーポプラでの活動で最も印象深く残っているものはなんでしょうか? 
やっぱり紅花まつりですかね。去年が1回目で今年が2回目、お祭りとしての成長というかそれを間近で見られたことは貴重な経験でそれに自分も関われたことは嬉しかったです。 

昨年も多くの方には来ていただきましたが、今年は、昨年のリピーターの方も含め本当に多くの方に来ていただきました。私は昨年は紅花摘み体験を担当しましたが、今年は刺し子の体験ブースを担当しました。お祭り前日に刺し子で有名な遠藤きよ子先生を訪れ、練習をしてから本番に臨みました。刺し子の糸は紅花染めしたものを使っています。 

お祭りってこれまでは見る側として参加するしかなかったのですが、主催者側としてお祭りの成長を感じられたことが最も印象深いです。 

紅花まつりに協力するポプラのメンバー

 ー今後チャレンジしていきたいことはありますか? 
 お祭りとか地域行事には積極的に参加していきたいことと、米沢の魅力を発信していきたいと思っています。出来れば動画等も制作してPRしてみたいとも考えています。 

夏はものすごく暑くて冬はこごえるくらい寒いけど、米沢に住んでみてこの地域の方の優しさはもちろん、米沢が益々好きになりました。今年卒業年度にはなりますが、やりたい仕事、働きたい場所を考えると米沢市の公務員になりたいと考えていますし、米沢の観光分野はもちろん、地域発展に携わりたいと思っています。 

ー最後に大切にされていることと併せてメッセージがあればお願いします!
一番大切にしていることは人と関わることです。
家と学校の往復だと地域の方と関わる機会はなくて、自分から参加しないと交流できる機会がありません。上杉小町の活動では知らないことがあれば教えることが難しく、紅花まつりであれば紅花をどのように活用できるか等、知らないことを減らしていく事も大切にしています。
 

自分は行動する前に考えてしまう性格で、自分には出来ないのではないかとか、失敗したらどうしようと考えてしまう性格だったんですが、それを取り払って行動してしまった方が良いと思っています。意外とやってみてから何かあってもなんとかなると思えるようになりました。 

やりたいなーって少しでも思ったら踏み出してみる大切さ、「挑戦したい心」をこれからも大切にしていきます。 

 ーー米沢市は人口が8万人を切ってしまいましたが、大学生が約4千人近くいる学園都市です。 
今後、益々愛川さんのような学生と私たちが連携していく大切さも感じました。 
東日本大震災を小学校低学年時に経験して山形に避難された愛川さん、何が縁になるのか、チャンスになるのかは分からないけど、一歩踏み出してみる勇気の大切さ、話を聴いていて愛川さんの「挑戦したい心」を心から応援したいと思いました。