新庄市で開催されているkitokitoMARCHE(キトキトマルシェ)はご存じですか?
とても人気のイベント!という噂を聞き、早速取材に伺いました。
取材当日は、肌寒さを感じるお天気だったのですが、
会場に到着すると開始時間前なのに、たくさんの人がいらっしゃっていました。
さすが、人気のイベント!!
コロナ禍での開催ということもあり、入り口ではしっかりと検温と連絡先の記帳がされていて、万全の体制で臨まれているスタッフの方たちの想いが伝わってきます。
検温などを担われていたのが、
山形大学 地域連携型学生サークル『チーム道草』のみなさん。
サークルのInstagramはこちら
↓ ↓ ↓
https://www.instagram.com/team_michikusa/
山形県最上郡金山町を主な拠点として活動しています
学生の「やってみたい!」と地域の「やってほしい!」をつなぎ相互の可能性の実現を目指しています!
(Instagramプロフィールより)
広大な敷地の中にグリーン×ホワイトのテントが並んでいて、とても可愛い!
紅葉の終わりの落ち葉が自然の絨毯になっていて、
絵本の世界に飛び込んだ気分になりました。
子どもたちが走り回る足音や楽しそうな笑い声が聞こえ、
おじいちゃん、おばあちゃんはゆったりとお店を回っている。
若者が楽しそうに卓球をしていたり!
ゆったりとした中にもワクワクする空気が広がっていました。
そして、広場中央にあったのが『おやさいcafeAOMUSHI』
木のぬくもりが溢れる店内に思わず「わぁ~・・・」と声が出てしまいました。
食欲をそそる美味しい匂い漂うカフェはもちろん、素敵なデザインの雑貨や衣料品も販売されています。
こちらにkitokitoMARCHEを仕掛けられた、
communeAOMUSHI株式会社の皆さんがいらっしゃいました!
今回は、スタッフの横澤さんにインタビューをさせて頂きました。
昨年(2019年)12月にcommuneAOMUSHI株式会社を設立。
>設立のキッカケは?
10年以上前に、設立メンバーそれぞれに様々な縁が繋がって出逢いました。
都会から地元へ帰ってきたメンバーの多くに共通していた想いが、
自分が楽しめる場所が地元にはない・・
それなら、
「地元最上に面白いところがないのなら、みんなでつくればいい!」
ちょうどその頃、昭和初期に建てられ手つかずの状態になっていた蚕糸試験場(現エコロジーガーデン)の活用方法を模索していた行政の担当者との出会いがあり、こちらを拠点とすることが決定。
まずは、活動のシンボルとなるツリーデッキを作るところからスタートしました。
行政が課題としていた最上地域での
「交流人口(その地域に訪れる人々)を増やす」
ということと、
地元を面白い場所にしたい!
やりたいことを、この場所でやっていく!
というメンバーの想いが合致して、様々なプロジェクトが立ち上がっていきました。
そのような流れの中で、カフェ事業も含め、本腰を入れて進めていくこととなり、
昨年12月株式会社を設立。
設立後もスタッフそれぞれが、自分の本業との掛け持ちをしながら、
アイディアを持ち寄って、話し合う場をつくりながら出来る事をカタチにしています。
>会社名communeAOMUSHI株式会社の‟コミューンアオムシ”とは?
真室川の農家さん(伝承野菜「甚五右エ門芋(じんごえもんいも)森の家佐藤春樹さんのおじいさん)が、
「野菜の葉っぱの上を青虫(アオムシ)がのそのそ歩く様を‟キトキト”と言うんだよ」
と教えてくれたことが語源となり『キトキトマルシェ』の名前が決まり、
その繋がりから、
”アオムシ” + コミューン=人が集まる場所
ということで会社名が決まりました。
>横澤さんご自身は、どのような流れでメンバーに?
学生時代、将来はマスコミ関係の仕事に就きたいと思っていたこともあり、
20代は東京でテレビ番組をつくる仕事をしていました。
その中で、PR動画の制作に関わったことがキッカケとなり、
communeAOMUSHI株式会社の代表となる吉野敏充さんと出逢い、
自然にメンバーに加わっていました。
自分が選択してきた仕事を振り返った時に、
マスコミを志望したことも、テレビ制作に関わることも、
「人が笑顔になれるものをカタチにしたい」
「笑い声に触れていることに幸せを感じる自分」
このことを求めていたことに気づき、
地元最上に面白い場所をつくりたい!と集う仲間たちと過ごす時間が、
まさに、それが叶う場所になっていきました。
現在、communeAOMUSHI(株)が取り組んでいることの一つが、
建築デザイナーシャルロットぺリアンの復刻プロジェクト。
>昔あったものを現代に蘇らせたり、それを体験するプロジェクトを立ち上げたり、様々なことに取り組んでいく理由は?
そこに何の意味があって、それがどうなっていくかはわからないけれど、
なんか面白そう!やってみたい!
という気持ちのままに動いていく。
その先に、
「人が集い、笑い声に触れられる場所できると思う。」
と、横澤さんはお話してくださいました。
★令和2年度若者未来創造事業フロンティアプロジェクトの委託事業として、
の中で様々な体験型のワークショップを開催されています。
インタビューを終えて、
改めて、エコロジーガーデンを歩きながらマルシェを回ってみると、
薪割りを体験する親子、
地元の野菜を丁寧に説明しながらお客さんと話す店主、
マルシェで買ったものを美味しそうに頬張りながらオシャベリする人たちがいて、
地元を愛し、大切にしたいことを伝えていきたい人たちと、
それを受け取り、ともに大切にしたいと思っているひとたちが、
自然のなかで出逢い、交流する場となっていることが体感できました。
「田舎だから何もない・・」とぼやく声はよく聞かれますが、
そんな方達に、是非このイベントに足を運んでいただき、
地元にこんな面白い場所があったんだ!
面白い人たちがいたんだ!
と感じてほしいと思います。
イベント開催中のお忙しい中、
取材をさせて頂いた横澤さん、マルシェ出展者のみなさま、
本当にありがとうございました。
来年のkitokitoMARCHE開催を楽しみにしています!
★kitokitoMARCHEホームページは こちら
マルシェ開催を待てない!という方は、カフェへどうぞ。
おやさいcafeAOMUSHI
お野菜たっぷりな料理店。12月〜夜営業スタート。
Lunch11:00-14:00,
Cafe14:00-17:00,
Dinner17:00-20:00
月曜定休+不定休/敷地内に産直売場、ゲストハウス、ギャラリーあり。
https://cafeaomushi.com/
★マルシェの雰囲気がリアルに体感できる動画がありました★
6月開催時にライブ配信された動画で、出展者の方へのインタビュー満載です。