令和5年6月17日、山形県と新潟県の県境で、
WBHA(世界境目で反復横跳び協会)主催の
「第1回 世界境目で反復横跳び大会in羽越」が開催されました。
県境で・・・反復横跳び・・・なんだか楽しそう♪
ということで、行ってきましたよ~!
会場は県境の市街地
会場は、山形県鶴岡市鼠ヶ関(旧温海町)、新潟県村上市伊呉野(旧山北町)の県境い。閑静な住宅街の一本の道路を区切りに、山形県と新潟県に分かれています。
住宅街のすぐ裏には海が広がっていて、時折さわやかな潮風が感じられる、おだやかな場所でした。
「境目から元気にしたい!」という想いをのせて
「WBHA(世界境目で反復横跳び協会)」は、去年の11月に設立したばかりの新生団体。でも、「その構想は7年以上前からあった」と、会長の冨樫シゲトモさんは話します。
「実は、祖父が越後の人なんですよ。越後から鼠ヶ関に移住して商売を始めたんです。だから、私は生まれも育ちも鼠ヶ関なんですけど、あまり県とか気にしてなくて。同じような文化や風習、暮らしをしているところなのでね。
昔は交流イベントをしていたのですが、旧温海町(山形県)は平成17年、旧山北町(新潟県)は平成20年に合併して、行政単位が上がることによって、そういうイベントが少なくなったんです。子ども同士の交流も、おれらの世代より減ってきたっていうのを目の当たりにして、なんか寂しいなって思ったのが一番のきっかけですね」
冨樫さんは、観光ガイドの仕事もしており、県境に観光客を案内するたびに「この場所で反復横跳びをしたいな」と思っていたそうです。
その想いを県内外の仲間に話したところ、「うちもそうだよ」、「思い切ってやってみろよ」という力強い共感と応援を得て、協会を設立することになりました。
そして、今日。
いよいよその想いが形になる、
第一回大会が、始まります!
27人が跳んだ!
事前予約制でエントリーしたのは、27名の方々。
子どもから大人まで、老若男女が県境を“跳び”ました。
反復横跳びをする時の掛け声は「ヤマガタ マンナカ ニイガタ」!
得点はジャンプポイント(跳んだ回数)とシャウトポイント(掛け声の回数)の合計点で競います。
ただ跳ぶだけではだめなんです。
愛を込めて跳ぼう!愛を込めて叫ぼう!
が、コンセプトですから。
それぞれに、愛を込めて、めちゃくちゃ一生懸命に繰り広げられる反復横跳び。
なかにはYouTuberやテレビ局の方など、多彩な出場者が声を枯らしながらジャンプ!シャウト!しました。
若者サポーターでもある難波竜次さんも出場していました!
見事な足さばきで会場を沸かせました。
この時のようすは、YouTubeチャンネル「アフロりゅうじ」にアップ予定だそう。ぜひチェックしてくださいね!
そして優勝は・・・
なんと!
難波さん、堂々の171ポイントで優勝しました!
これまでの世界記録104ポイント(タレントの照英選手)を大きく上回り、新たな世界記録が生まれました。
記念すべき第1回を終えて
表彰を終えて、連携団体として全面的にサポートした「NPO法人自然体験温海コーディネット」理事長の本間洋一さん、そして協会会長の冨樫シゲトモさんから、最後に大切なメッセージがありました。
「『県境で反復横跳び』は、世界の平和と調和を願うという強いメッセージがあります。反復横跳びのこの活動が、波紋のように、日本全国、そして世界に広がってほしいというメッセージを、ぜひ外に向けてどんどんどんどん発信してください。
『Smile from the border』、境目から笑顔にしましょう!」
県境は「ハジッコ」じゃなく、県と県を結ぶ「マンナカ」なんだ。
なんとなく会場は、そんな連帯感のような、あたたかい空気に包まれていました。
スタッフのみなさま、楽しくてあったかいイベントをありがとうございました!