「山形いまどき若者アンケート2024」集計結果発表(4)

「山形いまどき若者アンケート2024」集計結果発表

E.若者支援事業について

問9若者支援コンシェルジュ事業として実施している「若者サポーター」を知っていますか?また、利用したことがありますか?

問9では、若者サポーターの利用についてうかがいました。地域活動の有無別グラフ(図18-1)では、地域活動をしている人のうち3人に1人が「知っている」と回答しました。
問9グラフ

問9グラフ
問9グラフ

問9-1問9で「知っているが利用したことはない」「知らない」と回答した方にお聞きします。「若者サポーター」は、地域の活動実践者が、相談にのったりノウハウを教えたりする事業です。利用したいと思いますか?

問9-1グラフ
問9-1グラフ

問10ウェブサイト「やまがたおこしあいネット」を知っていますか?また、閲覧したことはありますか?

問10では、「やまがたおこしあいネット」についてたずねました。全体としては「知らない」(79.4%)が最も割合が高くなりましたが、地域活動の有無別グラフ(図20-1)では、地域活動をしている人のうち30%以上が「知っている」と回答し、問9の「若者サポーターを知っている」割合と近いものとなりました。しかし、閲覧したことのある割合は23.9%にとどまりました。
問10グラフ
問10グラフ

問11「やまがたおこしあいネット」の名称を変更したいと思っています。次の中から、あなたがよいと思う名称をひとつ選んでください。

問11では「やまがたおこしあいネット」にかわる名称を選んでいただきました。その結果、最も割合が高かったのは「やまカツ!」(27.8%)となりました。
問11グラフ

問12山形県や若者支援コンシェルジュ事業では、若者の地域活動を応援しています。どんな取り組みがあるとよいと思いますか?(複数回答)

問12では、「どんな取り組みがあるとよいか」をうかがいました。その結果、「交流できるイベント」が59.7%で最も高く、次いで「SNSでの情報提供」(53.8%)となりました。年代別(図表22-1)では、10代・20代は「交流できるイベント」、30代は「SNSでの情報提供」、40代では「助成金などの経済的支援」が最も高い結果となりました。
問12グラフ
その他の記述 全2回答
  • 車、作業部屋の提供
  • 必要ない。生きてるだけで幸せだから
図表22-1

問13もし具体的な「こんな支援があると地域活動が盛り上がると思う」というアイディアがありましたら教えてください。

問13では「地域活動が盛り上がると思う支援」について、自由記述形式でたずねたところ、54名から回答が得られました。回答者は54名ですが、一人につき複数項目にわたる回答がみられたため、分割して分類したところ、56回答となりました。
内容は「イベント」に関することと「活動支援(金銭面を含む」に関することが12回答で最も多く、ついで「情報発信」(11回答)となりました。
回答者数:54 回答数(分割後):56
イベント 12回答
  • マルシェ
  • 移住体験イベント
  • 子どもが主体的につくり上げるイベント
  • 未婚の男女と地域の子供たちとの交流会
  • 活動のコンテスト!ガチで!起業部門もほしい!
  • 山形県外で地域活動が盛んかつ成功例のある地域との意見交流
  • 子育て支援充実のためのイベント開催(子育て世代の声から毎年楽しいイベントの構築をしていく)
  • 給料型イベント(面接あり)→イベントに参加する時間や金銭的問題をサポートする。ただし、選別のために面接を行う。
  • 一人では作らない、作れない料理や、地元の伝統料理を教えるリーダーを中心に大人の調理実習みたいなのがあると楽しそうです。
  • 山形在住YouTuberやTikTokerなどの配信者コラボイベント。人気の出そうな山形VTuberを産む。ビジネス山形弁はダルいのでムリに訛らない方がリアル
  • 農家、医者のなり手が少ないのでそういう関係のイベント支援をしたり、雪の少ない県から雪かき体験をさせるイベント支援をする。
  • 若者・学生を対象にした交流イベントを開いてはどうでしょう。例として仙台で「ONE TOHOKU」というグループがお花見や芋煮会をやっています。山形でもかつて開いていました。
活動支援(金銭面を含む) 12回答
  • お金
  • シェア的な支援
  • 人手不足に対する人的支援
  • 学生がアクティブに活動できる支援、車のサポートなど
  • 自主開催イベントへの助成(即売会、クラブイベント等)
  • 消防団への手厚い支援。消防団活動こそ地域への愛着
  • 女性が活躍するため、子供を気軽にあずけられる制度や支援
  • また、子育て真っ只中だったりすると、時間の捻出が困難です。
  • 給料型イベント(面接あり)→イベントに参加する時間や金銭的問題をサポートする。ただし、選別のために面接を行う。
  • 現状は、専業主婦が家庭を支えている前提だったり、リタイアした高齢の方だったり、昼間にゆとりのある人たち向けの地域活動が主体のように感じます。
  • 土日に預けられる場所も無いので、この辺りの支援があればもしかすると地域の活性化に向けた活動へエネルギーを向けられるようになるかもしれません。
  • 公民館などお金を頂くイベントについて無料で場所を借りれないことが、本当にイベントの創出の機会を減らしていると思います(南陽市にいた時に感じた)。もうボランティアで何でもできる時代ではないので、イベントを行う側の負担を少しでも減らしてほしい。街を元気にしてほしい。
  • お金の支援、活動をするに当たっての企画書の書き方、企画の建て方、予算の付け方、見積書の書き方などの事務的ノウハウの支援、住居を確保するにはどうしたらいいか教えてほしい、副業支援
  • 地域を盛り上げるという視点では若者支援も大切ですが、長く暮らせる土地づくりと考えると、子育てがひと段落した世帯(40代以上)の活動や地域おこしの支援も大切だと思います。
  • 特に子育て関係は、自身の経験をもとに活動したい、でも子どもが小さくてできなかったという方が多く、活動の開始が概ね40代から50代です。若者サポートの対象とはならず、いい取り組みにもかかわらずなかなか紹介できない現場があります。
情報発信 11回答
  • 公式アプリを作る
  • メディアコンテンツ推進
  • CMで活動をこまめにTVで流す
  • vtuberなどを使った情報や活動の発信
  • 地域活動を発信してくれる役割があること
  • 授業で支援活動についての広報→知名度の拡大
  • 無料で活動の取材をいただきその記事の転載を許可いただく!
  • 地域活動を支援していることを学校などを通して知ってもらうこと
  • やまがたおこしあいネットが良いので学校にチラシを配布してほしい
  • 地域で頑張る人を応援するSNSでの情報発信・コミュニティ(同年代/同業/異業種)
  • 毎月一回程度の定例会を開催し、情報提供や情報共有、現代の便利ツールの紹介やお試しスペース(体験型物販スペース)
事業展開 7回答
  • グローバルな活動
  • 農家を手伝うシステム
  • 案件マッチング...てきな
  • 心理的安全性を担保する場
  • 若者だけで働ける職場、地域活動
  • 都心大学とのワークショップなど。地方を客観的に感じ魅力創出に繋げて事業化するなど。
  • 支援施設の考えで問題ないとなった場合、その地域の支援を受けられず、孤立化している人が多い。住んでいる地域の支援を受けられなくなった場合、孤立化がさらに深刻になるのを防ぐために他の地域からの積極的な介入が必要だと感じる。
コミュニティ 4回答
  • 気軽に集まれるコミュニティ
  • コワーキングスペース同士の連携
  • 子供とお年寄りの方が交流する活動
  • 地域で頑張る人を応援するSNSでの情報発信・コミュニティ(同年代/同業/異業種)
企業とのコラボレーション 3回答
  • インターン
  • 中高生を巻き込んだ探究的な活動と、企業協力
  • 製造業以外の企業も、小学生位から、訪問を学校の課外活動の他受け入れたい、誘致したいなどの活動。企業側や団体側も新たな商圏での気付きや、未来の新入社員や、子供達の身近な職業への憧れになるのではないかと思う。
その他 3回答
  • 特になし
  • 政治的な介入の排除
  • リスクマネジメント
  • 言語交換・国際交流できる施設
  • Q11の名称はやまがたおこしあいネットのままの方が良いと思う
  • (アンケート回答についての補足2回答)
今回の「山形いまどき若者アンケート2024」の結果は、いかがでしたか?

このアンケートの結果は、記述式の回答もできるだけ省略せずにいただいた文言のまま掲載しています(記述回答の詳細は別紙をご覧ください)。若者世代の皆様も、若者世代以外の皆様も、また若者支援に携わる関係機関や地域の皆様も、ぜひ「いまどきの若者の声」として受け止めていただき、これからの生活や事業に活かしていただければ幸いです。

ご協力くださいました皆様に、心より御礼を申し上げます。