やまがた若者応援大使 #佐藤恒平さん(地域振興サポート会社まよひが企画 代表)

続いて会いに行ったやまがた若者応援大使は、朝日町でゲストハウス松本亭一農舎を経営する、地域振興サポート会社まよひが企画の代表 佐藤恒平(さとうこうへい)さん。福島県から朝日町へ移住し、ゲストハウスの運営を通して人と人との交流を“ゆるっと”醸成する佐藤さんをご紹介します!


福島県会津出身
東北芸術工科大学大学院デザイン工学専攻修了
神奈川県の住宅リフォーム会社の営業職を経て、2010年に地域おこし協力隊として山形県朝日町情報交流アドバイザーに就任。これを機に山形県へ移住する。
2012年度 輝けやまがた若者大賞(個人)受賞。
2014年1月地域振興サポート会社まよひが企画を開業。2017年1月に古民家をリノベーションした県内初の公設民営のゲストハウス「松本亭一農舎」を開業した。


 

―やまがた若者応援大使館に選ばれた「松本亭一農舎」はどのようなところですか?

松本亭一農舎は古民家を改装した宿泊施設です。食事の提供は無く、共有のキッチンやリビングがある、こういった宿のスタイルは「ゲストハウス」と呼ばれています。全4室、最大14名宿泊可能です。

もともとは明治32年に建てられた建物で、「一農舎」と言う名の農業塾でした。町に寄付された建物だったのですが、その活用を当社に依頼され、宿として開業しました。ちなみに名前の「松本亭」は前の持ち主の方に由来しています。

使い方としては、宿泊はもちろんですが、リビングは交流スペースとして無料開放しています。なので、子どもから大人まで、ぶらっと来ていただける場所になっています。

風格を感じる佇まいの“松本亭一農舎”

 

―無料開放の交流スペースですか。

はい。午後1時から午後7時までは泊まらなくても自由にご利用いただけます。Wi-Fiも完備で、フリードリンクも用意していますので、仕事に遊びにと気軽に遊びに来ていただければ嬉しいです。

予約の必要がなく、気分次第で立ち寄れて、いつでも誰かがいて寒い冬でもあったかい。責任を感じることなくぶらりとこれる場所があったらいいなと思って、こうしたかたちでの解放となりました。自分の家でもなく、職場でもない、第三の居場所のことを「サードプレイス」と言うのですが、まさにそんな居場所として使っていただきたいです。

―ずいぶんゲームやマンガがそろっていますね。

はい。私がもともとゲーム好きということもあって、ボードゲームやテレビゲームが充実しています。メンバーがいないときはスタッフが喜んでお相手しますよ(笑)。マンガもオススメのものをいろいろ取り揃えています。漫画喫茶かゲームセンターのような場所だと思ってもらえたら嬉しいです。特に平日は小学生が集まってきて、宿題をすませてからゲームを楽しむなど、学童保育のような使われ方もしています。社会人の方もデスクワークをしたり、弁当を持参してくつろぐ方もいます。

世界各国のゲームに子どもも大人も熱中!

 

―朝日町のマスコットキャラクター 桃色ウサヒの生みの親なんですよね。

大学院時代の活動で僕を受け入れてくれたのがこの朝日町で、その時にまちおこしの一環で作製したのが桃色ウサヒでした。町の情報にもっと注目してもらえるような企画をというのがテーマで、シュールな着ぐるみが町の案内をしたら面白いのではと思い実際にやってみることになりました。

地元の文房具屋さんと一緒に開発した桃色ウサヒの日めくりカレンダー

 

―やまがた若者応援大使館として松本亭一農舎をどのように利用していただきたいですか?

松本亭一農舎のコンセプトは「小さな冒険はじまりの家」。日常からちょっとだけ離れて、冒険をしてみたいなと思った時に来てもらえる場所を目指しています。ゲストハウスの裏庭では焚火を楽しむこともできますし、キッチンには珍しい調理器具もいろいろ揃えてあります。日本一周みたいな大きな冒険はすぐにはできないけど、小さな挑戦をしてみたい時こそ松本亭の出番です。「こんなことを言ったら笑われるかもしれない」というようなことをぜひ相談してみてください。僕もそうやってきたのですが、変な妄想をたくさん口にすると夢と仲間の輪が広がっていきます。

 

―やまがたの若者へ一言お願いします。

生きたいように生きて幸せになってほしい、その一言に尽きますね。山形に居たから、やりたいことができなかったという声を減らしたいんです。これが常識!と決めつけすぎずに、まぁいいか!と他人への窮屈な気遣いから解放されて欲しい。難しいことをしなくても、単にボードゲームをしているだけで、ふっと気楽になれることもあります。もちろん、さらなる大きな冒険をしたい時にも相談にのりますので。気軽に遊びにきてください。

――かねてからゲームが大好きで、ゲームを楽しむように、仕事や人生に「わくわく」を作っていこうとする佐藤さん。きっちりと決めすぎず、冒険しながらゆる~く行こう。そんな佐藤さんの想いが、幅広い世代に愛されるキャラクター「桃色ウサヒ」を生んだのかもしれませんね。

(ライター・本間明子)