山形の若者の活躍や山形の魅力を発信する「やまがた若者応援大使」が、県内でチャレンジする若者に会いに行く『やまがた若者応援大使の“やまがた探訪”』第3弾です。

今回は「GLAMPiC の長濱温子さん」が山形市と南陽市で古民家活用に取り組む丹野賢貴さんに会いに行ってくださいました。

#民泊『CASA DE YOSHI』(スペイン語で'ヨシの家')、シェアハウス『CASA DE KOTAKI』オーナー 丹野賢貴さん編
【探訪者 長濱温子さん】

今回私が取材するのは、秋田県生まれ、山形県育ち、スペイン語を喋る丹野賢貴さんです。丹野さんとは、山形へ来てここ1~2年の知り合いです。

山形市の民泊と南陽市のシェアハウスを運営する丹野賢貴さん

ーはじめに、自己紹介をお願いします!
 秋田県出身、山形県育ち、丹野賢貴です。サッカーが大好きです!

ー今はどのような活動をしていますか?
 2021年1月より、山形市の祖父の残した空き家をリノベーションして民泊を一件、同年4月より南陽市で同じく空き家をリノベーションしてシェアハウスを一件運営しています。
最近では、知り合いのリフォーム案件を受けたり、現在キッチンカーも製作中です。GLAMPiC2号店を目指してます!

大正ロマンがテーマの民泊宿

ー笑笑 たしかに・・・私たちGLAMPiCの事業と似ている気がします・・・笑
 ビジネスは成功している人のマネをすればいい。いいところをマネていけばうまくいくと思っているので、みんなのいいところを盗んでいます。笑 

ーここまで割り切ってお手本にしてもらえると、もはや潔いですね!笑
 どんなことも大体は何かを模倣して成り立っている。ビジネスだって同じでしょ。マネたものにプラスアレンジすれば、オリジナリティーは出せます。

ーなるほど。たしかに全く新しい事業や仕事ってなかなかないですよね。
 同じであったり似ていたり、既存のものを掛け合わせていたり、、、そういうもので成り立っているんでしょうね!

ーなぜ、民泊やシェアハウスをしようと思ったんですか?
 夢を持つ東北の子供たちの助けになりたくて、教員免許を取得したんですが、フットサル選手としてプロになりたいという自身の夢を諦めきれず、2年間スペインへフットサル留学をしていました。オーストラリアに移ろうとしていたところ、新型コロナの影響で行くことができず、山形に帰ってくることになりました。そもそも人の下で働くことは嫌だったので(笑)、自分で何かをするということをベースに考え始めました。
 民泊は、祖父の残した空き物件があり、何かできないかと考えていた時に、スペインでできた友達が遊びにくる際に外国人が泊まれるような宿が少ないと感じ、そこから市場調査をはじめました。
 シェアハウスも、スペイン留学中バルセロナで一緒に住んでいた知り合いに「田舎の古民家シェアハウスを探しているが、なかなか良い物件がない」と言われ、衝撃を受けたのがきっかけです。これだけ古民家や空き家があるのに住む場所がない・・?そこから、ないなら自分でつくってこの友達の想いを叶えてあげようと思いましたね。

バルセロナでの友人含め多数の友人とのひと時【南陽のシェアハウスにて】

ー民泊、シェアハウスどちらも自分たちでリノベーションしたんですよね?
 そうです!工事は全くのど素人でしたが、長濱さんの夫の芳賀さんに最初は教えてもらいながら、友人にも手伝ってもらって完成させました!

ー私はちょこちょこ現場を見させてもらったのですが、行く度に、そのスピード感に驚かせられました、、!わからないくせにと言ったら失礼ですが、本当に仕上がりが早くて、、、正直、素人がこんなにできるのかと思いましたよ。笑
 水道爆発して床下浸水したり、何度もいやだー!ってなりましたよ。その度に色んな人に助けてもらってなんとかやっています。

素人ととは思えない工具さばき、作業に集中する丹野さん

ー今の仕事で一番大変なことは何ですか?
 周囲の人にきちんと理解してもらうこと、ご近所関係。
どんなに必死にやっても周りの人に10理解してもらうのは難しいですよね。たまに衝突があったりもします。

ー私は創業時は何度も「前例がない」と言われた経験があります。でも、山形へ移住して事業展開していく中で、これまであまり関わることがなかった年代の方との人脈ができ、今では、学生さんから年配の方まで応援して下さる方がいて、良い意味で年齢の壁を越えた温かさを感じています。

ー逆に一番楽しいことは何ですか?
 友達と楽しみながら仕事できること。また民泊ではカフェも併設していて、常連さんがたくさん遊びに来てくれるのでその時間もとても楽しいです。

ー活動の中で大切にしていることはありますか?
 常にその活動が、地域に貢献しているか否かの判断軸を持っています。
地域貢献になっていればゴー、なっていなければアウト。それだけです。
またオープンマインドでいることを大切にしています!

ー地域貢献になっているか・・・正直私はあまり考えたことがなかったです。どちらかと言うと後付けで地域貢献になればいいなという考えなので、その判断軸があるのは尊敬します。
丹野さんは、本当にオープンマインドそのものですね!笑

シェアハウスにリノベーション前の古民家の屋根から地域の未来を見つめる丹野さん

ー最後に、今後チャレンジしてみたいことや夢はありますか?
 海外進出したいです!以前アフリカ(モロッコ)に行ったとき、生活水準の違いに驚きました。清潔不潔のレベルでなく、生活が全く違う。世界には人身売買などで成り立つ世界があって、いつかそうした子供たちを救済、援助したい。

ーー素晴らしい、、!私も大学生の頃、フィリピンの海外ボランティアでたくさんの孤児や物乞いをして生きている人を見て衝撃を受けたのを覚えています。孤児院にホームステイして、一緒に手で洗濯をしたり、水シャワーを浴びて髪の毛がキシキシになったり・・・こうした経験が、今の私をつくっているし、今後のビジョンにも影響を与えていると思っています。
丹野さんも私も将来展望は海外。いつか実現できるよう、お互い同業同士頑張りたいと強く思いました!
丹野さんの民泊やシェアハウスには、山形では珍しく出身地の異なる人との接点が持てます。また彼の周りには彼のオープンマインドの人柄のためか、様々な経験を持ったたくさんの人が集まります。国際的な繋がりに興味のある方、丹野さんに興味を持った方は是非遊びに行ってみてはいかがでしょうか。