12月26日(木)19時半から、南陽市熊野大社境内にあるicho cafeにてAIMY-山形県人工知能コミュニティーのAI勉強会が開催されました。AIMY-山形県人工知能コミュニティーは平成31年度やまがた若者チャレンジ応援事業の採択を受け、全国的な労働不足、都会よりも人口減少率の高い山形県において、人の仕事を代替するAI(人工知能)という技術を用いて、文化歴史の継承と生産性の高い産業行動を作っていくために、AIシステムを開発できるエンジニアを地元の中から育成していくことを目的として活動しています。
AI勉強会初級コースと聞くと難解で静まり返った雰囲気の中の学習を想像しがちですが、会場となっているicho cafeはAIMYの代表である大垣敬寛さんが運営していて、温かみのある木材で作られた部屋に暖炉があり、とても居心地が良い場所です。おのおのがノートパソコンを持ち込んで、各自、課題を立て学んできました。
勉強会は、「これをしなければならない」ではなく、学ぶ時に集って場を共有することによって、すぐ人に聞けたり、相談したりできるワーク形式です。
南陽市熊野大社境内にあるicho cafe
暖炉
この日は、初級4回コースの4回目、各自の学習の中から「こんな勉強を進めてきた」と言う報告と「新年こんなことをしたい」を一人ずつ発表しました。発表者の周りに皆が集まり、パソコンに映し出されたものを見せながら説明します。
電話番号を入れるだけで、NTTサイトデータベースの企業情報を引っ張って来れる仕組みや顔認識システムを使ってメーター読み取りを行う仕組みなど、わくわくするような内容でした。前職がプログラマーだった受講者は、「AIに関心はあるけれど具体的なことはわからなかったから勉強会に来た」と言います。また、別の受講生は、仕事で4年前から小学生にスクラッチ(プログラミング言語)を使ったプログラムを教えているそうです。子どもたちがゲーム作りに夢中になるそう。「常に答えを教えるのではなく、そこから何ができるのかも考えさせたい」と語ってくれました。
大垣さんの学び、やってきたことは、番組の視聴率の予測を行う仕組みや、注文を入力すると厨房のスライドに表示するというレジの自作など。アナログでやってたことをデジタル化して効率の良い仕組みを構築してきました。今後は、顔認識システムで観光地の来客分析などやっていきたいそうです。「ITで分析しようとしている人はまだまだ少ない、IT活用による業務効率化が遅れている。」と語ってくれました。
今後も、AIに興味があり学びたい人を募集していくそうです。
AIMY-山形県人工知能コミュニティー
南陽市宮内3707-1
https://www.facebook.com/ai.meetup.yamagata/
yamagata.ai.community@gmail.com