晩秋の白鷹町で、長井青年会議所主催の「わたしたちのまちの音、まちの色」演奏会が開かれました。
場所は白鷹町文化交流センターAYu:M(あゆーむ)です。

夏休みには、地元に古くから伝わる民話を題材に、音楽と絵画、工作を組み合わせて、アーティストたちが曲を作り、子どもたちが思い思いに民話の登場人物をモチーフにした獅子舞ならぬ「キャラ舞」を作りました。
みんなで楽しく作って踊った夏の日から数か月。新たな曲も生まれて、今日は昔話の語り部とアーティスト、そして、みんなが参加する演奏会。「キャラ舞」のお披露目もあります。


▲夏休みに子どもたちが作った個性あふれる「キャラ舞」

鮎貝語り部クラブの皆さんによる昔話の語りでは、置賜の味わい深い方言と優しい語り口調に心が温かくなりました。1話ごとにテーマ曲も演奏され、オリジナリティに溢れた素敵な音楽に昔話の情景が目に浮かぶようです。




▲鮎貝語り部クラブとアーティストのコラボレーション

昔話と音楽のコラボレーションで盛り上がる中、お披露目された「キャラ舞」
会場の子どもたちが「キャラ舞」を身に着けて踊りだします! 楽しくて面白い


演奏会も終盤に差し掛かってきたところで、今度はアーティストたちに導かれ、みんな外に飛び出していきます。
雨上がりの芝生の庭では、外の開放感からか、子どもたちの笑い声が響き渡り、大人も「キャラ舞」とともに走り回ります。



自分たちで作った「キャラ舞」を身に着け、自由に走り回ったり、踊ったり、笑ったり、イベントは最後まで大盛り上がりでした

長井青年会議所では、地域間交流や活性化を目的として、毎年さまざまな活動を行っています。今回のイベントでは身近な民話をもとに、アーティストとのコラボレーションを通して、子どもたちはもちろん、大人たちも地域への愛着がより深まったのではないかと感じました。
イベントは終わったばかりですが、すでに来年に向けて動き始めているそうです。来年のイベントも楽しみですね

▲長井青年会議所のみなさん