マイクロシアター計画

平成31年度「やまがた若者チャレンジ応援事業」の企画提案で採択されたやまがたマイクロシアター計画(代表 渡辺 智史)さん)主催の「ドキュメンタリー映画「YUKIGUNI」英語字幕上映会」が、10月15日(火)19時から、山形市七日町のBota Coffeeの2F、Bota Theaterで行われました。上映スペースは広くゆったりした感じが心地よく、映画館よりはコンパクトなので、スライドとの距離も丁度よく見やすいと感じました。

映画「YUKIGUNI」パンフレット
映画「YUKIGUNI」パンフレット

 

 

入り口の案内 1Drink付がうれしい

 

代表の渡辺さんは、ドキュメンタリー映画「YUKIGUNI」の」監督です。これまでもドキュメンタリー映画を中心に3本の長編映画を製作され、全国の映画館で劇場公開してきました。山形県の伝統野菜を取材した「よみがえりのレシピ」は香港国際映画祭、ハワイ国際映画祭でも上映されたそうです。

マイクロシアター計画は、やまがたにマイクロシアターを建設することを目標にしている団体で、映画館以外でも公民館などを借りての上映活動を10年近く行っています。

 

マイクロシアター計画
客席はフラットではなく後ろは台があり、どこに座っても見やすい、まさに小さな映画館

 

映画「YUKIGUNI」は、カクテル「雪国」を生み出したバーデンダー井山計一さんの思いと様々な絆が描かれた作品です。井山さんは、大正15年生まれで現在93歳、撮影時は92歳でした。カクテル「雪国」ができて60年、そのおいしさは知っていましたが、改めて「雪国」と井山さんの魅力に引き込まれました。製氷機のない昭和3~40年に氷を砕くところからがカクテルを作るスタートだったという、様々な苦労などもこの映画を通じて知ることができました。

 

上映後は、渡辺監督のトークイベント。渡辺監督は、「超高齢化社会を迎える今、人が人に癒されるBARと言う場所の温もりが、街に灯り続けることを願って、全国でこの映画の上映を広げていきたい」と語りました。

全国のカクテル好きが集まる酒田の喫茶「ケルン」は、オーナーで現役バーテンダーの井山さんが温かく迎えてくれる皆の居場所です。井山さんのカクテル「雪国」を通して温もりと居場所にスポットを当てた渡辺監督の考えや行動力はすばらしいです。ぜひマイクロシアター計画を実現して欲しいと思いました。

 

やまがたマイクロシアター計画
0235-24-8387