令和7年2月6日(木)17時から、スタートアップステーション・ジョージ山形(共催)にて、今年度最後となる第4回地域活動交流会「わたしの『したい』を叶えるために ~活動の広がりを生むアクション~」を開催しました。

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ゲストは、在山形ベトナム人協会代表の笹原智子さんと、HAPPY LIFE薬剤師の今井隆裕さん。会社員として働きながら、そして家庭を持ちながら、自分の「したい」をかなえられたお二人に、活動を始めるにあたって行ったアクションや、現在の活動についてお聞きしました。

笹原さん(中央)、今井さん(右)

 

今井さんは薬剤師として、週32時間勤めながら、個人の活動として医療・介護職向けの研修や、健康講座などをされています。もともと地域貢献活動に興味があり、薬剤師としてそうした取り組みにも参加していたそうで、そのつながりで講話を頼まれたり、講座開催をしたりされているそうです。

2023年7月に起業し、個人事業主として活動されていますが、はじめるときにまず何をしたかをお話してくれました。

今井さんは、起業時にしっかりと「金銭面」「時間面」そして「メンター探し」を行いました。現在、仕事の方法を雇用と個人事業主に分け、時間の使い方を見直したことで、より充実した毎日になっているそうです。特に、家族との時間が取りやすくなったことが良かったとお話してくれました。

 

対して、笹原さんの活動は任意団体としての非営利活動。休日や仕事終わりの時間帯を使って、県内外に住む外国人のサポートをされています。

笹原さんは、子育てなどが落ち着いてきたことをきっかけに、社会貢献活動をしたいと思い始めたそうです。そんな時に、テレビ番組で外国人労働者の現実を知り、自分にも何かできないかと思ったといいます。
立ち上げの際には、他県の団体や県内の支援制度を頼り、仲間を集めました。実際に活動を始めた際には、ベトナム人の参加者やボランティアなどが集まったそうです。

笹原さんは、経験から、自分のしたいことをかなえるために大事にしていることを教えてくれました。

長く続けていくためにも、初心を忘れずにしっかり書き出しておくことが大事だそうです。そして、信頼できる人やサポート窓口に相談することも必要だと教えてくれました。

 

参加者と一緒に

 

最後に、お2人が共通してお話しされていたことが、「家族の理解を得る」大切さです。
パートナーがいて、そしてお子さんがいるお二人は、自分がしたいことをするために、しっかりと家族に理解を得て、家族の時間を大事にしながら行うことがカギだと教えてくれました。

 

もし、皆さんが何かしたいことがあるときは、ぜひ
・気持ちの整理
・時間、経済面の整理
・メンターや応援してくれる人の確保
・家族の理解
を念頭に、動き出してみてはいかがでしょうか。

 

地域活動に関するご相談は「若者サポーター」