2024年11月29日(金)14時から、山形市男女共同参画センター・ファーラにて、第3回交流会を開催しました。

今回は、「地元の魅力をデザインする」と題し、地元のものをどのように活動に活かしているのかや、地元の魅力について話し合いました。

 

▶開催概要

 

ゲストは、株式会社かねやま村 代表取締役 浅野 剛  さんと、鮭川村地域おこし協力隊 イラストレーター 稲葉 星蘭  さん。

稲葉さん(左)/浅野さん(右)

 

ゲストのお二人は、どちらも地域おこし協力隊の経験があります。

稲葉さんは現役協力隊として、現在の活動内容についてお話してくださいました。イラストレーターでもある稲葉さんは、主に「イラスト」の力で地域の魅力を表現しているそうです。昨年から始めたイベント「きのこの森であいましょう」では、稲葉さんが描いたイラストがチラシやポスターとして使われています。一般的なイベントのチラシと異なり、大きなイラストが目を引くデザインです。

 

 

「マルシェ」という言葉をイベント名に使わないというのもこだわりだそうで、鮭川村の特産であるきのこをモチーフにした、地元の特徴をとらえたイベントになっています。初回で出展者70店舗、来場者約1000人という記録を残し、今年は2000人に届いたのではとお話してくれました。

また、地域の方と触れ合える取り組み「村ガチャ」や、最近始めたという日本画についても教えてくれました。村内にいる日本画の先生に師事し、現在学んでいるそうです。今年出した展示会の選考でも入選したそうで、さすがです!入選した日本画などは、12月1日から鮭川村中央公民館で展示されているそうなので、見たい方はぜひ。

 

 

一方浅野さんのお話は、カフェを運営してみての体験談や、地元の方とのかかわりについて。
8年前に山形に移住した浅野さんは、もともと飲食店のコンサルタントをしていたそうです。

米沢市のカフェ「mamenoki」にかかわるようになり、そのつながりで南陽市の地域おこし協力隊に。カフェをオープンするというミッションでしたが、いろいろこだわった結果、任期ぎりぎりのオープンになってしまったと浅野さん。材料面で地元の方と提携をしたり、果樹の栽培にチャレンジしたりと、様々な挑戦をする中で、たくさんの方とかかわってきたといいます。

特に、mamenokiでは大学生とのかかわりが深く、山形県立米沢栄養大学に通う学生たちの考案したメニューを出すこともあったそう。現在mamenokiは、米沢栄養大学の卒業生が運営しているということで、かかわりの深さがうかがえます!

そして、南陽市金山地区にこの夏オープンした「くまきち農園」でも、お客さんとのかかわりを大切にしています。
「カフェだと、お客さんとすごく仲良くなれるんですよね」
と浅野さんは笑顔でお話してくれました。

 

地元の魅力は?

今回「地元の魅力をデザインする」というテーマで行ったこともあり、ゲストと参加者に、地元の魅力について尋ねました。

鮭川村「今、すごく若者が元気!」
南陽市「果樹を食べ比べてみてほしい! 寒いから、さくらんぼが少し遅いけど、ほかに負けないくらいおいしい」
中山町「どこに行くにもアクセスがいい」「河原でキャンプができるのがいい」
などなど……

昔は地元が好きじゃなかった、という方も、ほかの地域を見たり、一度県外に出たりという経験を経て、「地元って良い場所だったんだな」と再認識することも多いようです。

他に、地元の問題点についても話があり、どうすればもっと良い地域になるか、自分に何ができるか話し合えるような場となりました。

この会を通して、それぞれが、できることをできる範囲でやっていくことで、もっとよい地元が作れるのではないかなと思いました。

 

ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました!

 

令和6年度は、計4回の交流会を実施予定です。
次回は2025年2月6日を予定しております。
詳細はこちら。

お申し込み受付開始は近日中を予定しておりますので、楽しみにお待ちください!