自分の得意なことを活かして、小さなしごとから始める「ナリワイ」。
小物を作ってマルシェで出品したり、パソコンを使った技術を提供したり、人によってナリワイの形はさまざま。そんなワークスタイルが、今、特に若者や女性を中心に増えてきています。
「自分にもできるかな」と思える起業、それがナリワイ。
そののノウハウをみんなで勉強する連続講座が、10月7日から山形市でスタートします!
9月23日(土)、その連続講座のキックオフイベントとなる講座「わたし×ささいな困りごと=地域ではじめる小さなしごとづくりセミナー」が山形市遊学館で開催されました。
主催は、NPO支援などをおこなう「特定非営利活動法人 市民社会サポートやまがた」。
鶴岡ナリワイプロジェクト代表・わたしごとJAPAN共同代表の井東敬子さんが、「『好き』で仕事をつくる~地域が変わる・鶴岡ナリワイプロジェクトの実践から学ぶ~」と題して基調講演をおこないました。会場には、すでに起業している人、これから起業しようと思っている人などさまざまな人が参加していましたよ!
「ナリワイ」のプロ、井東敬子さん
【プロフィール】
山形県上山市出身。JTB、国際ボランティアセンター山形、ホールアース自然学校職員を経て、2006年リードクライム株式会社設立。2011年山形県鶴岡市に東京から移住。2015年「ほしい未来は自分で作る。仲間を作る」をかかげ、鶴岡ナリワイプロジェクト始動。「ナリワイ起業講座」は、11期77人。
基調講演では、ナリワイの始め方のポイントを、これまでの事例を含めながら紹介してくれた井東敬子さん。「んだずねー」と山形弁を織り交ぜた口調は、親近感がわき、会場はほんわかリラックスムードに……。
でも、話の内容は、ナリワイを始めて続けるために必要なエッセンスが、あっちにもこっちにも!とっても濃い時間でした。
特に印象に残ったのは、
自分の「好き」を突き詰める→好きでたまらないことは、続けられるんです!
「どうやったら売れるか」ではなく「どうやったら役に立てるか」を考える!
ということ。
そして、
一人じゃなく、みんなでナリワイをする意味 =
どう工夫してナリワイにするか、ナゾナゾを解くように楽しくみんなで考える!
これが、楽しく続ける秘訣だそうです。
なかなか、そういう場がないからこそ、井東さんが始めた「ナリワイプロジェクト」が必要なのだなぁと、ストンと腑に落ちたことばでした。
もっと具体的に、もっと濃く井東さんのノウハウを知りたいという方は、
著書「ナリワイ起業」をどうぞ!(勝手にPR)
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最後に井東さんからひとこといただきました!
日本全国にナリワイをする人がいます。「自分はできない」と思いこまないで、本当に好きなことを一歩踏み出すと、ちょっとだけ楽しい人生になると思うので、ぜひやってみてください!
10月7日(土)から始まる「ナリワイまなびあい講座」は、全5回の連続講座。
「やってみたい」を形にする事業計画づくりから、イベント開催のノウハウ、広報ノウハウを学び、実際に発表会で実践するカリキュラムです。
山形市でグループでの「ナリワイ」の学びができるシリーズイベントは、たぶんこれが初めて。まだ参加枠があるそうなので、興味のある方は、この機会に一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
「市民社会サポートやまがた」代表 石山由美子さんからひとこといただきました!
「世の中の役に立ちたい」とか「自分の力を試したい」と相談する方が多いことが、今回のイベントをしたいと思ったきっかけでした。
今はボランティアや無償奉仕というよりは、価値の交換で地域の課題を解決するという時代になってきていると思います。何かを始めたいという気持ちはあるけど、手法がわからないという人、資本金をためて事業計画を立てるようなしっかりした創業や起業はハードルが高い…という人に来てほしいなと思います。
こういう場があることで、仲間ができるし、そういう人が活動する姿が「見える」ことが大事だと思っています。
■お問い合わせ先
特定非営利活動法人 市民社会サポートやまがた
〒990-2402 山形県山形市小立三丁目8-39-10
TEL 090-7790-9084
https://www.sapoyama.com/