1116日(火)に開催した第4回テーマサロン「featuring やまがた若者応援大使 地域活動×お宿」。山形県から委嘱されている「やまがた若者応援大使」の佐藤恒平さんと大山芙由美さんをテーマゲストとしてお招きし、Zoomにてオンライン開催しました。

その内容をピックアップしてご紹介します!

 

テーマゲスト

自撮り棒で大使館を紹介してもらいました

 はじめに、お2人に自撮り棒を片手に歩きながら、大使館(お宿)の紹介をしてもらいました。

大山さんが運営する「民泊工房FUu~」は、七宝焼きができるフロアがあることが特徴。玄関には地域の農家さんからもらった野菜やフルーツがたくさん置いてあり、泊まりに来た人は食べ放題、持ち帰り放題です。
宿泊は3人部屋と2人部屋があり、基本的にはとてもゆるい宿で、自由に過ごしてもらうようにしているそうです。

初めての自撮り棒での撮影スタート

地域の方からもらった野菜やフルーツがいっぱい

地域の方からもらった野菜やフルーツ

裏の土地ではキャンプや遊びをしてます

宿泊部屋は2部屋

佐藤さんが運営する「ゲストハウス松本亭一農舎」は、明治時代の古民家をリノベーションをした簡易宿所。宿泊する部屋やキッチンのほかに、コミュニティスペースがあることがこの宿の特徴です。フリードリンク、フリーWiFi完備で、午後は一般の方も休憩スペースとして利用できるシステムになっています。ボードゲームやテレビゲーム、書籍やマンガ本も豊富で居心地のよい空間になっています。

まずは青空の下から紹介スタート

こちらが松本亭一農舎

キッチンの食材購入コーナー。ガチャ?

さまざまな出会いを生むコミュニティスペース

「お宿」を始めようと思ったきっかけ

大山さんもともと宿をしたいという想いは全くなかったです。6歳から母の影響で七宝焼きをしていて、村山市地域おこし協力隊をしているうちに七宝焼きの拠点が必要だなと思うようになり、いろいろな方に「拠点を探している」と話していました。
ある人から家を譲りたいという人がいると紹介を受け、その家(今のお宿)がとても広かったので、七宝焼きの工房のついでに宿を始めたという感じです。

 

地域づくりのコンサルタント会社をしていて、朝日町から「町所有の空き物件で何かできないか」と相談を受けたのが始まりです。最初からゲストハウスをしようという気は全くなかったのですが、この空き物件の活用を考えた結果、適当だったのがゲストハウスの運営でした。弊社で借り受けて、家賃を支払って自主運営という形でしています。

佐藤恒平さん

大山芙由美さん

お宿の経営(起業)のハードルは高くなかった?

地方に行けば行くほど、個人事業主は多いんです。それは農家さん。そう考えると、自分で自分の業をたててやっている人って多いんですよね。僕も大きな事業をやるという訳ではなくて、自分とパートナーの2人だけの会社です。もしかしたら就職するよりも個人事業主を始めるほうがラクかもしれないと思います。

 

大山さん私も個人事業主としてしているので、なんとでもなるかなと。仕事と暮らしと遊びを同じくらいやって、もしそれでダメなら就職すればいいかなという感じに、自分の中でハードルを下げて、ラッキーなことに今も続けられています。

お宿をしていて良かったと思う体験

大山さん人との出会いが本当に多くて、出会うことでさらにまた別の誰かと出会うという感じで無限に広がります。自分がしようと思ってなかったことも興味を持たせてくれて、新しい発見や自分の成長を促してくれていると感じています。

 

僕も同じ。人との出会いが生まれるということ。そして他の人同士のドラマのような出会いに立ち会えることが嬉しいです。
それから、うちのような独特の居心地の宿では、一緒に過ごす中で深い話ができる時間があるなと感じています。「田舎で生きていくってなんだろう」「好きってどういうことだろう」とか、お洒落なホテルでは語れないような、ちょっと気恥ずかしくなるようなことも語り合えたりする瞬間がある、そういうのが魅力かなと思います。

桃色ウサヒもたたずむボードゲームのスペース

七宝焼きの材料。カラフルで用途は未知数

地域の人との関わりで気をつけたこと

大山さんお宿をオープンする前の2週間はプレオープン期間として、地域の方々が自由に来られるようにしました。手書きの回覧板を作って回覧したりもしましたね。
その地域ならではのやり方やルールというのは必ずあると思うので、いろんな人から話を聞いて、なるべく早い段階で情報収集したほうがいいかなと思います。

 

お宿をオープンする一年前からスタッフに入ってもらい、地域の行事にはフル参加してもらいました。それから、松本亭一農舎は家賃を払って自主運営しているのですが、町運営と勘違いされることもあるので、そういう勘違いされそうなポイントは早めにこちらから伝えるようにしています。
結果的には良いことをしていても、はじめは地域の方々は何かこわいものだと思ってしまうところがあるので、上手に寄り添えるかどうかは、結構地域おこし協力隊のテクニックだと思いますね。

何かを続けるコツ

大山さん私は七宝焼きばかりに注力していたら、続かないだろうと思っています。お宿でいろんな人と会って話したり、農家のお手伝いをしたり、いろんなことを楽しみながらでないと続かないと自分でわかっているので、それが今の段階では続けるコツかなと思います。

 

まずは、「いつでもやめられるようにしておく」ことがポイントかなと思います。僕が一生続けたいのは人生であって、プロジェクトではないと思うようにしているんですね。そうするとだいぶ気楽に取り組みを続けられます。
もうひとつ宿に限った話でいうのなら、一人で続けるのはきついので、パートナーがいるってことが続くコツだと思います。

パートナー、仲間を見つける方法

大山さんコワーキングスペースなどに通い、相談したり人と出会ったりすることで繋がるきっかけになると思います。

 

 

「1人でも大丈夫という自信を身につけること」が大事だと思います。その余裕が他人に安心感を与え、結果的には仲間を引き寄せることにつながります。それぞれのステージで出会える仲間は違ってきます。日々の研鑽の中できっと、どこかマンガの海賊団みたいな仲間に巡り会えるかもしれませんよ。

大航海時代へいざ…!

近所のネコちゃんとともに

話し合うほどに、どんどんトークの内容が深まっていくのを感じた90分。参加者の方々からも質問が寄せられ、あっという間の時間でした。
やまがた若者応援大使の佐藤恒平さん、大山芙由美さん、ありがとうございました!

次回は1月に開催予定で、テーマは「場づくり×地域活動」です。
こちらもやまがた若者応援大使からお2人にゲストとして来ていただく予定です!