若者の地域活動に対する悩みを一緒に考えてくれる「若者サポーター」
今年度は25名のサポーターさんと一緒に、山形で頑張る若者の皆さんを応援しています。
今回は、今年度より新たに若者サポーターになってくれた、梶村勢至さんをご紹介します!
梶村勢至 さん
真室川町役場企画課 移住定住推進員
今までどんな活動をしてきましたか?

神奈川在住時には、仲間と東日本大震災で被災した石巻の漁師グループの復興支援に携わり、海産物の商品開発や販売活動を行いました。真室川に移住後は、創作スポーツイベント「ホワイトアスロン」の企画及び実行委員会と大会の運営に携わりました。また移住定住推進の活動として、若者タウンミーティング、若者による町への事業提案事業、移住体験ツアーの企画開催、移住定住推進協議会の立ち上げと運営等を行っています。

若者タウンミーティングでの町長とのトークセッションの様子
活動していて良かったことはどんなことですか?

お客様や対象者が喜んでくれたとき以上に、初開催したホワイトアスロンが終わったときもそうですが、一緒に取り組んできた仲間やプロジェクトメンバーが成功体験を通じて自信を持ったり、それをきっかけに物事が進展する瞬間に立ち会うときはとても感動します。最近だと、中学校の授業で話したことを生徒たちがしっかり受け止めて、自分のキャリアや探究活動に繋げて考えてくれている様子に触れたときはとても嬉しかったです。

小学校で授業をしたときの様子
今までの失敗談はありますか?

沢山あります()

自分が失敗しがちなのはやはりコミュニケーションが不足しているときだと思います。担当者と物理的にコミュニケーションが取れないときや、相手が何を望んでいるか分からないままに取り組まないといけないときは大抵うまくいきません。

最近では、最高意思決定者へ提案する際に事前の段取りがうまくいかず、直接提案する機会も得られずに準備していたものが無駄になってしまいました。段取りって重要ですね。

活動をするにあたってのとっておきの「秘策」はありますか?

なぜそれをするのか、その場所でやる必然性は何なのかをよく考えるようにしています。あとは、対象者は誰なのか何を伝えたいのかを突き詰めるのも同様に重要だと思います。活動を通じて対象者とコミュニケーションするわけですから、そうやって突き詰めた先にキャッチなコピーやネーミングが現れるように感じています。一緒に活動する仲間と気持ちや想いを共有するためにも、こうした突き詰めが不可欠かもしれません。

あなたの今までの一番大きなチャレンジは?

とても私的なことですが、山形移住が一番大きなチャレンジかもしれません(笑)

いつかは東北に移住したいと思いながら東京で働いていましたが、東京のNPOのプログラムに2年続けて参加し、全国の地域活性の第1人者にそれぞれの取り組みを学んでから山形に移住しました。2段階移住で一度山形市に入りましたが、真室川への移住もまだ完結には至っていません。住まいの確保などを通じて、自らの移住を完結したいですね。

これからチャレンジしようとしている人へメッセージお願いします。

想いをカタチにするのには大きなエネルギーがいるのが普通だと思います。それでも第一歩を踏み出すには、まだ確信までは必要ないように思います。やりたいな、やれたらいいなという想いのまま、まずはこの事業を利用してみるのもいいのかなと思います。

私もまたチャレンジ中の身です。同志としてまたライバルとして、それぞれのチャレンジに向けて応援しあえるようになれたらいいですね。

 

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梶村さん、ありがとうございました!
「想いをカタチにするには大きなエネルギーがいるけれど、一歩踏み出すまでに確信は必要ない」
とても心に響く言葉です。
チャレンジするときに二の足を踏まずに、まず飛び込んでみてもいいのかもしれません。

移住、イベント企画、その他素晴らしいご経験をお持ちの梶村さん。
相談したい方は若者サポーターにお申し込みくださいね。