6月27日(日)晴天の下、
朝日町の緑ヶ丘公園にはマスク姿の大人の集団が。
朝日町で楽しいことを追求する団体、末吉良(ばっきら)ボーイヅの皆さんです。
続々と集まってきた子どもたちと一緒に、今回のイベント「全力逃走鬼ごっこR3」が始まりました。
末吉良ボーイヅのモットーは「純粋に楽しいこと」をすること。
朝日町の有志が集まって企画を持ち寄り、イベントを作っています。
「町のみんなと一緒になってイベントを作ることが楽しいので、子どもたちと一緒にする機会も多くなっています」
今回のイベントも、子どもたちと考えて、実現したもの。
コロナ禍によって鬼ごっこ本来のルールである「タッチをして鬼を交代する」がしづらくなったこと考慮して、ソーシャルディスタンスを保って行う鬼ごっこのルールを編み出しました。
このイベントは昨年から始まり、今回で2回目。
昨年は山形県が募集した「若者未来創造事業フロンティアプロジェクト」の一環で行いました。
末吉良ボーイヅでは、鬼ごっこ以外にも大小さまざまなイベントを実施しています。
代表
「”朝日町協働のまちづくり人材育成支援事業補助金”や”若者未来創造事業フロンティアプロジェクト”からの支援は、この末吉良ボーイヅの準備段階から大きな役割を果たしていました。これからは、より自立した活動ができるよう、まわりの協力も得ながら、もっともっと楽しいことを進めていきたいです」
「タッチ」をしないのがこの鬼ごっこの特徴です。
鬼は交代せず、逃げる役を子どもが、鬼を大人がします。仮面をつけた大人が鬼です。
ルールは簡単。
配られたゼッケンのナンバーをスマートフォンで撮影されたらアウトです。
撮影した写真は鬼たちで作られたSNSグループに共有され、
「○番の△君アウト!」
と放送されます。
さながらテレビのバラエティー番組のようなクオリティです。
中には望遠レンズのついた一眼レフカメラで狙う鬼もいて、子どもたちは自然を巧みに利用しながらあの手この手でレンズを避けていました。
会場となった緑ヶ丘公園は、広いグラウンドも雑木林の丘もあり、逃げたり隠れたりするには絶好のロケーションです。
自然の中を駆け回る子どもたちを、大人も全力で追いかけます。
制限時間内に逃げ切ったら子どもたちの勝ち。
全員カメラに収めたら鬼の勝ちです。
時間がたつに従って鬼の人数が増えていくので、逃げ切るのはとても大変。
でも、最後まで捕まらなかったらごほうびもあるので、子供たちは必死で逃げ回っていました。
「動画で朝日町の楽しいところや美しいところを配信できないか考えています。臨場感を感じられるようなものが作れたらいいですね。あとは、地元の学校や団体とコラボレーションできたら面白そうです」
と、未来にむけてたくさんの構想に思いを馳せます。
秋には今回行った鬼ごっこの大型イベントも考えているそうです。
今後の展開も楽しみです!