今回は、めちゃくちゃ元気で笑顔がキュートな若手農業者、
山形市の神保拓磨さん をご紹介します!

 

神保さんは、祖父母の農業を受け継ぎ、現在は広大な面積の田畑で野菜やお米を育てています。そして、今年に入り、青菜を普及させるべく「ステップちゃいるどPROJECT」を立ち上げました。そこで、農業をすることになった経緯やプロジェクトについて、お話をお伺いしてきました。

 

神保さんと農業とのであい

 

神保さんは、生まれも育ちも山形市。専門学校を卒業後、民間の企業に就職し3年後に退職。その後、母方の実家で営んでいる農業を手伝い始めました。

「小さい頃から収穫を手伝ったりしていたので、特に農業に抵抗はなかったですね。退職して時間ができたので手伝い始めたんだけど、結構自分に合ってるな、って。きゅうりやトマトは、こちらの事情なんかお構いなしにグングン伸びる。それに向き合って世話をするのが、性に合ってたんですね。」

神保さんが所有するビニールハウス

神保さんが所有するビニールハウス

後継者がいない・・・神保さんの決断とは

 

母方の実家は、きゅうりやトマト、ブロッコリーなどの野菜や米を出荷する農家で、その田畑は代々受け継がれてきたものでした。しかし、跡継ぎがいないため、神保さんの祖父母の代で途絶えるのもやむを得ない状況だったといいます。

そのことを知った神保さんは、

「自分がじいちゃんの養子になって後を継ぐ!」

と決心。農業を本格的に手伝い始めてから5年後の2020年、真の後継者となるべく養子縁組をして、正式に神保家の一員となりました。

 

 

「じいちゃんはすごく喜んでくれたんですけど、『届け出を出しに行こう』って言ってた前の日に、亡くなってしまったんですよ。本当はちゃんと見届けてほしかった。今は祖母と分担してやっています。」

そして、正式に農業人として本格的にスタートをきった神保さんは、さまざまなチャレンジを仕掛けます!

ビニールハウスの中

ビニールハウスの中には600本超のきゅうりが。ほかにトマトやブロッコリーなど多種多彩。

トマト

トマトの収穫ももうすぐ。毎朝6時から作業に入るそうです。

すぐ近くにある田

ビニールハウスのすぐ近くにある田で代掻き。育てるのは「つや姫」!

青菜を若い人たちにも知ってほしい!

 

神保さんがまず目をつけたのは、伝統野菜の「山形青菜」。神保家ではそれまで青菜の出荷はしておらず、家庭用にと片隅に植えられている程度でしたが、青菜は11月に収穫を迎え、農家にとってあまり忙しくない時期の収入源としてちょうど良かったのです。何も作っていない畑があったので、そこに青菜を植えることにしました。

青菜を育てるにあたり、加工場や関係者に話を聞いた神保さんは、青菜の大きな課題に直面しました。

青菜は、食べる人がどんどん減っているんです。地域にもよるかもしれませんが、10年前と比べて半分近く減っている。当然、青菜を作る人も減っています。私も友達に『青菜知ってる?』と聞くと『知らない』という答えが多く、このままでは青菜を食べるという文化がなくなってしまうのではと思いました。」

山形ならではの漬物食材として長い間愛され続けている青菜。まずその魅力を、食べて、知って、認知してほしい。その想いから、青菜を普及する活動をしようと決意し、「ステップちゃいるどPROJECT」と名付けました。

stepchildって、受け継ぐとか、継子という意味があるんです。青菜も、ほかの野菜も、誰かが受け継いでいくことで繋がっていく。そういう活動をしようと。」

 

理解度満点 ?! の同級生がプロデュース

 

神保さんが活動をするにあたり、強力なサポートをしているのが、プロジェクトメンバーの有路佳奈子さんTRANSISTOR代表)。有路さんは、個人事業主など新たなチャレンジを始める人をデザイン面でサポートすることを生業とするため、2020年に「TRANSISTOR」を立ち上げ起業。インターネットを通じたPR展開や広報面などのディレクションをしています。

「有路さんとは同級生だったんですよ。ロゴやTシャツのデザインだったり、ホームページだったり、いい形にしてくれるので本当に助かってます。新たなプロジェクトも一緒に考えてくれて、本当にありがたいです。」と神保さんが言うと、

「中学時代から知ってるので、どんな人なのかよくわかってますから(笑)。同い年でここまで一生懸命なのが当たり前じゃないというか、すごいなと思っています。農業の魅力を伝えていきたいですね。」と有路さん。

有路佳奈子さん(TRANSISTOR代表)

有路佳奈子さん(TRANSISTOR代表)

新たな挑戦、その向こうへ

 

これからこの2人がどんな活動を展開をしていくのか、そして青菜の未来は・・・?!

その第一歩となる新たな挑戦が、5月21日にスタートしました!

 

クラウドファンディング
【土づくりから食卓まで】じいちゃんとセイサイと僕の未来をつなぐ物語

詳しくはこちらからページをご覧ください(CAMPFIREへ)

神保さんからのメッセージ

 

「農業人としては、『人』で買われる農家になることが目標です。そのためにはファンを作らないといけないけど、自分も楽しみながらやらなきゃ周囲も楽しくない。だから、まずは自分が楽しくなることをしていきたいです。

それから、青菜はとにかく『食ってくれ!知ってくれ!』。多くの人に知ってもらえるように、これからも新しい企画や目標を考えていきます!」

 

 

 

★神保拓磨さんの野菜は、山形市のJAやまがたおいしさ直売所で購入できます。「あなたとぼくをつなぐ〇〇」のカードが目印だよ!

 

★ステップちゃいるどPROJECT

https://www.stepchild.jp/

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