山形の若者の活躍や山形の魅力を発信する「やまがた若者応援大使」が、県内でチャレンジする若者に会いに行く『やまがた若者応援大使の“やまがた探訪Ⅲ”』。

 今回は「ゲストハウス松本亭一農舎オーナーの佐藤恒平さん」がCross Guildの新関燿さんにインタビューしてくださいました。

#Cross Guild(村山市) マスター新関燿さん編
【探訪者 佐藤恒平さん】

 小さな冒険始まりの家をテーマに朝日町でゲストハウス松本亭一農舎を運営している僕にとっての「ギルド」というと、冒険者たちがあつまる集会所ってイメージがあります。それは間違いなく昔はまっていたゲーム「モンスターハンター」やマンガ「Fairly tail」の影響が強いのですが、そんな「ギルド」を冠するお店が村山市にあるので、ぜひ取材したいと希望を出し、行かせてもらうことになりました。

 そもそもギルドとは14世紀の中世ヨーロッパが発祥で、王政(政府)に頼らず自分達の力で商業都市を盛り上げて行こうという、意欲ある商人たちの集まりを「Guild」と呼称したのが発祥なんだそうです。冒険者というよりも商売人たちから生まれた言葉なんですね。
 発祥の話から教えてくれたのが村山市にあるバー「Cross Guild」でバーテンダーをしている新関燿(ひかる)さん(24歳)です。村山駅からもほど近い複合施設・甑葉プラザの隣にあるこのお店は、水曜日と金曜日にオープンする曜日限定のお店で、11月で開業1周年を迎えます。

Cross Guild マスター新関燿さん

ー新関さんはこのバーのマスターさんなんですよね、どんなお仕事をされてるんですか?
 そうです。お店の切り盛りは基本ひとりで行っているので、バーテンダーとして、お酒の提供や軽食の調理と接客、ときどきイベントの開催などが主なお仕事です。もともと居酒屋のバイトも経験もあったんですが、バーのお仕事は米沢のホテルのバーで修行させてもらって覚えました。

ー「Cross Guild」の名前にはどんな意味が込められているんですか?
 この山形にもっと個人事業主として挑戦する人が増えて欲しいなって思いがあって、そんな挑戦者が集って交流(Cross)し合う場になればって意味が込められています。ギルドの発祥のことでも話しましたが、商人たちが協力して自分達の力でなにかをしようって気持ちを大事にしています。仲間と出会ったり、新しい価値観にふれたりできる酒場を目指しています。

ー個人事業主じゃなくても利用できるの?たとえば会社員や学生さんとかも
 もちろんです。会社員のかたも学生さんも、むしろたくさん来てもらって、いろんな個人事業主と交流してもらえたら嬉しいです。山形でもこなんな働き方があるんだなとか。自分なら副業でこんなことできないかな、とか。価値観が広がるきっかけになってくれたらこんなに嬉しいことはありません。

ーイベントなんかもやっているんですよね。
 そうなんです。楽器が趣味の人が集まったり、英会話で交流する日を設けたり、1日ママと称して自分以外の人がカウンターで接客してくれる日なんかもあるんですよ。昔のギルドは行政に反発して団結していたけど、今の時代のギルドは「街の衰退」に反発して、みんなで盛り上げていく仲間感が大事かなって思うんです。だから様々な方が関わるきっかけが「Cross Guild」から生まれて欲しいです。
 自分自身も個人事業主ですが、この働き方の面白さって、やっぱり裁量権が自分にあることかなって思ってて、イベントは思いつきでとりあえずやってみようという気持ちを大事にしています。これからもひらめき次第でどんどんイベントを企画していくので、ぜひうちのインスタをフォローしてもらって、イベント情報をチェックしてもらえたら嬉しいです。

ジャックローズ

ーちなみにおすすめのメニューとかありますか? 
 個人的には今、ウィスキーの勉強をしているので、それを炭酸で割ったハイボールが推しですね。軽めや重めの好み、普段はどんなお酒を飲んでいるかなど、なにか言っていただければ、おすすめの一杯を作ります。もちろんおまかせでも大歓迎です。
 あと、ここ村山市ってバラが有名なんですけど、「ジャックローズ」ってカクテルもぜひ飲んで欲しいです。本場アメリカのジャックローズは赤みがかったカクテルだからローズの名がついているんですが、うちで出すジャックローズは、村山産の本物のバラから抽出したフレーバーを加えているので、本場よりもバラ感があるジャックローズなんです。
ー最後になんですが、バーに行ったことない人ってそこそこいると思うんですが、ひとりで行っても楽しめますか。
 そうですね・・・ぜひ、マスターである自分と気軽におしゃべりする感じで来てもらえたら嬉しいです。だいたいお店に来ていただいたら「お席どうなさいますか?」と僕が聞きます。そこで「カウンターで」と言っていただければ、お喋りの相手がしやすいカウンター席にご案内しますので、一緒にお話ししましょう。いろんなお客様と話すのが楽しくてこの仕事をしているので、カウンター希望の方は大歓迎です。
 また、静かに飲みたい方や、お友達と飲みたい方はテーブル席もありますので、気分や人数に合わせて選んでいただければ幸いです。

ー数日後、僕も新関さんのトークライブイベントに呼んでいただき、マスターの新関さんと、施設全体の運営をしている経営者の末永さんと、自分の仕事についてのトークをしました。
 お二人とも質問や話題が豊富で、あっという間に時間が過ぎてしまいました。カウンター越しにもきっとたくさんのトークが展開できると思います。
 そして、おすすめのジャックローズは大変美味しかったです。
 ぜひみなさんも、新しい仲間や価値観と出逢いに、村山市のごきげんなギルドの門をくぐってみてはいかがでしょう。

左:末永さん、中央:佐藤さん、右:新関さん